Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:INF-102
情報処理 II 大川内 隆朗
選択  2単位
【自己啓発】 18-1-3082-4217-006

1. 授業の概要(ねらい)

 代表的な表計算ソフトであるExcelの基本操作を前提とし、検定や重回帰分析など、より高度な分析について学習を行います。

2.
授業の到達目標

 ・様々なデータを、手を加えたうえでヒストグラムや集約することができる
 ・分析ツールを利用して、基本統計量を求めることができる
 ・ソルバツールを利用して最適解を導出することができる
 ・重回帰分析など多少複雑な分析をExcel上で行うことができる

3.
成績評価の方法および基準

 ・各回の演習課題:50%
 ・中間レポート、期末レポート:各25%
 を目安に総合的に評価を行います。

4.
教科書・参考書

 教科書は指定しません。資料やレジュメについては、毎回の講義の中で配布します。
 参考書として下記のものがあると便利です。
  ・『知りたい操作がすぐわかる Excel2013全機能Bible』(高橋慈子、八木重和 著)

5.
準備学修の内容

 毎週演習課題を出題するので、受講を希望する学生は、授業時間以外に60~90分程度の作業が求められることを認識しておいてください。

6.
その他履修上の注意事項

 情報処理Iの講義を履修し単位を修得しているか、あるいはそれと同等の知識を持っていないと授業に付いていくことは厳しいと考えられます。また本講義と並行して統計学入門の講義を履修すると、より理解が深まると思います。
 PC操作の講義においては、遅刻をするとその日の講義に全くついていけないことも考えられます。遅刻をした学生の対応は授業中に十分に出来ないので、無遅刻・無欠席をしっかりと意識してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ・イントロダクション、推測統計の考え方
【第2回】
 ・サンプリング
  標本と母集団の考え方、および標本調査におけるリスクについて学習します。
【第3回】
 ・クロス集計表
【第4回】
 ・ピボットテーブル1
  ピボットテーブルの基本操作、層分け
【第5回】
 ・ピボットテーブル2
  ピボットテーブルを利用して層分けしたデータに対する、データの集計
【第6回】
 ・カイ二乗分析
【第7回】
 ・独立性の検定 
【第8回】
 ・まとめ1
  ここまでの学習内容についての総合演習を行い、課題の出題と解説をします。 
【第9回】
 ・F検定
【第10回】
 ・t検定
  対応のあるt検定と、対応の無いt検定について、使い分けの方法と注意事項を説明しつつ、分析ツールを用いて分析する方法を紹介します。
【第11回】
 ・マクロ(1)
  マクロを使って、Excelシートにデータを入力したり、簡単な計算を行ったりする方法を紹介します。
【第12回】
 ・マクロ(2)
  繰り返し処理や条件分岐など、マクロをより便利に使うためのテクニックについて学習します。
【第13回】
 ・マクロ(3)
  マクロを利用して、自身でプログラミングを行い、データの整形などを行う演習をします。
【第14回】
 ・マクロ(4)
  マクロの自動記録、リファレンスの参照の仕方を解説します。
【第15回】
 ・まとめ2
  授業全体の学習内容についての総合演習を行い、課題の出題と解説をします。