Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:POI-102
社会と情報技術の基礎 II 中鉢 直宏
選択  2単位
【自己啓発】 18-1-3082-4433-005

1. 授業の概要(ねらい)

 現在、インターネットの普及および携帯通信の整備により、ネットワーク環境が社会インフラに欠かせない。そこで、現れた考え方のひとつが「クラウド」という情報技術の一つのキーワードである。「クラウド」は情報技術のことだけを指す言葉ではなく、情報社会においてバズワード(はやり言葉)となっている。実際、我々はインターネットやスマートフォンを介して様々なクラウドの技術やサービスを意識することなく利用している。
 本授業では、「クラウド」というキーワードを基に現代社会を捉えるために必要な情報技術の基礎を学ぶ。様々なクラウドやクラウドサービスの事例を演習を交えて取り上げることで、学習者は、クラウドを理解するための情報技術に関する必要な知識や考え方を学習する。

2.
授業の到達目標

 クラウドを理解するために必要な技術的背景をこれまでの情報技術の歴史を踏まえて説明できる。
 実際のクラウドを体験し、大学生活でクラウドを効果的な利用が出来るようになる。
 常にクラウドの情報技術の本質を捉えようとする態度を身につけることが出来る。

3.
成績評価の方法および基準

 出席は3分の2以上する必要があり、カードリーダによる出席とその時間に課せられた毎回の課題の提出とセットで出席と認める。最終課題はレポートを予定している。
  ・出席点と各授業に提出するミニレポートおよびミニテスト(60%)
  ・最終課題(40%)

4.
教科書・参考書

 授業時間中に適宜指示します。

5.
準備学修の内容

 授業内容によってはWebページ等で事前学習および課題を課す場合があり、そのための時間は確保すること。

6.
その他履修上の注意事項

 スマートフォンを使った演習などがあり、基本的に演習時に使用するスマートフォンとデータ使用料は学生が負担することになる。データ使用に関しては、大学の無線LANを使用することによって節約できるので検討してほしい。講義ごとに、ノートやミニレポートを提出してもらう予定である。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 はじめに:イントロダクション(クラウドをなぜ学ぶか)
【第2回】
 クラウドの歴史や定義を学ぶ(クラウドの成り立ちについて)
【第3回】
 クラウドサービスの基本を学ぶ(クラウドメールサービスについて)
【第4回】
 Googleのクラウドサービスを学ぶ(Googleアカウントについて)
【第5回】
 SaaSについて学習する(クラウドサービスの利用について)
【第6回】
 クラウドサービスにおけるプライバシーについて考える(プライバシーポリシーについて)
【第7回】
 クラウドサービスにおける認証について考える(安全なクラウドサービスの利用について)
【第8回】
 SNSについて考える(情報共有の手段について)
【第9回】
 クラウドサービスの活用方法を考える①(地図サービスについて)
【第10回】
 クラウドサービスの活用方法を考える②(アンケートサービスについて)
【第11回】
 SaaS以外のクラウドについて考える(様々なクラウド技術について)
【第12回】
 クラウドでプログラミングを体験する①(クラウド上でプログラミング入門)
【第13回】
 クラウドでプログラミングを体験する②(クラウド上でプログラミング入門)
【第14回】
 クラウドでプログラミングを体験する③(クラウドを使った情報発信を考える)
【第15回】
 最終課題の説明と講義のまとめ