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授業の概要(ねらい) |
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この講義ではアジア地域の歴史と文化について学びます。今学期は19世紀以前の時代を扱い、アジア諸地域の多様な「伝統社会・文化」の成立過程について学び、現代世界の諸問題を過去の歴史的経緯とともに理解する視点の獲得を目指します。
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2. |
授業の到達目標 |
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アジア諸地域における地理・自然・民族・宗教など基礎知識を修得した上で、「前近代史」を各地域の生態環境との関わりを主として学ぶことにより、アジア各地域の「個性」と文化について理解し、現代的諸問題との関わりについて説明できるようになることをめざします。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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期末試験(50%)及び平常点(50%)より評価します。平常点はLMSの課題履行状況と不定期のミニレポートなどから判断します。LMSの課題解説や試験解説については、LMS上で概説書の該当箇所や解答例を提示することにより行います。
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4. |
教科書・参考書 |
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事実関係確認のための参考書として世界史概説書を準備し、LMS課題や予習・復習に役立ててください。以下のものを推奨します。 『世界史/いま、ここから』小田中直樹・帆刈浩之(編)、山川出版社、2017年 『市民のための世界史』大阪大学歴史教育研究会(編)、大阪大学出版会、2014年 また今学期の授業では地域研究の視点を導入します。以下の書籍も参照してください。 『世界単位論』高谷好一、京都大学学術出版会、2010年 その他の参考文献についてはその都度紹介していきます。
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5. |
準備学修の内容 |
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講義は基本的な事実関係を確認している前提で行い、枠組みや流れ、因果関係などの概念的説明が多くなります。基本的事項は概説書の該当箇所を事前に読んで予習しておいてください(30分~1時間程度)。授業後は解説した内容と概説書の該当箇所の記載を再度確認したうえでまとめ、紹介された参考文献に目を通すなどによりさらに理解を深めるなど、授業時間外で学習を進めることが必要です。授業の進行と並行してLMSを利用したクイズを設定し成績評価に加えますので、復習にも一定の時間が必要になります(1時間前後)。また、国際ニュースの報道内容に関心を持つようにしてください。 具体的な方法については授業初回に指示します。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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この講義はパワーポイントを利用して行います。ポイントはスライドの文言を書き写すことではなく、その繋がりの説明にこそありますので、集中して自発的に講義に臨んでください。 授業時間外にも新聞・雑誌や各自関心を持った事項について図書館の本を読むなど、自主的な学習を通じ、幅広い社会的関心を養うことを希望します。 教室内では、脱帽、スマートフォンなど電子機器は使用を控え、私語を慎むなど講義の妨げにならないよう静粛にして下さい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション:歴史の見方と「東洋史」の範囲 | 【第2回】 | 環境と国家形成:地域単位と伝統社会 | 【第3回】 | 現代的視点からの「伝統」 | 【第4回】 | 西アジア世界①世界帝国の時代 | 【第5回】 | 東アジア世界①地域単位からみる | 【第6回】 | 南アジア世界①統合と地域性 | 【第7回】 | 東南アジア世界①「地域圏」の形成 | 【第8回】 | 東アジア世界②文化による「統合」 | 【第9回】 | 西アジア世界②イスラーム・ネットワーク | 【第10回】 | 中央ユーラシアと「世界史」①騎馬遊牧民の世界 | 【第11回】 | 東南アジア世界②港市と海域ネットワーク | 【第12回】 | 南アジア世界②海で繋がるアジア | 【第13回】 | 中央ユーラシアと「世界史」②モンゴル帝国以降 | 【第14回】 | アジアの近世「帝国」 | 【第15回】 | 総まとめ(予定) |
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