Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:ENS-202
環境系キャリアサポート概論 佐藤 宏樹
選択  2単位
【現代ビジ】 18-2-2120-3346-003

1. 授業の概要(ねらい)

 環境経営コンサルタント、環境カウンセラー、ISO等環境マネジメントシステム審査員などの環境に関する専門家や、リサイクル・廃棄物処理業や企業の環境部門など、将来環境関連の仕事を目指すために必要な知識を学びます。特にこの科目の3回~12回は、環境・社会という広範囲な分野の基礎知識・情報の取得を目的に商工会議所が実施している「環境社会検定(eco検定)」の受験対策にも有用な講義となっており、eco検定合格レベル以上の広範な知識と情報を得ることができますので、ぜひ受講後はeco検定にも挑戦をしてもらいたいと思います。
 *実際の授業カリキュラムは進捗や理解度によって変更になる可能性があります。その際は授業の中でお知らせします。

2.
授業の到達目標

 本授業は、環境に関わる専門職の仕事内容の理解と、その仕事のベースとなる環境全般の基礎知識や最新情報を身につけていきます。是非ともeco検定試験にチャレンジし、合格を目指してほしいと思います。

3.
成績評価の方法および基準

 授業の出席率、授業への参加度、模擬試験、期末テストで総合的に評価します。

4.
教科書・参考書

 テキスト:
  東京商工会議所編 『環境社会検定試験(eco検定)公式テキスト』(最新の改訂版、2015年2月改訂版発行予定)
 参考文献:
  鈴木和男 著 『eco検定頻出予想問題集 改訂3版対応 2012年版』(発行:㈱エクスナレッジ)
  鈴木和男 著 『環境社会教科書 eco検定一発合格テキスト 改訂3版対応』(発行:㈱翔泳社)

5.
準備学修の内容

 eco検定合格を目指す方は、毎回授業で習った範囲は必ず復習しておいてください。復習することで力になりますので、合格がより一層近づきます。
 環境問題は日々新しい情報や事例が出てきています。最新情報をWebや新聞、ニュースなどから情報として得ておいてください。Webを使って調べることに抵抗がある方は、自分が普段使用している使い慣れたツール(Twitter、Facebook、スマートフォンアプリなど)なんでも構いません。大事なのはいかに関連する情報に触れているかです。さらに、興味を持った内容についてはより深く情報を集め、可能であれば関連する文献を読んでおくと良いです。

6.
その他履修上の注意事項

 「環境」は非常に幅広い分野になりますが、その全体像を知ることにつながります。また受講後は近年、企業での業務でも求められたり、自らのキャリアアップの目的のために取得が盛んになっているeco検定にチャレンジしてもらいたいと思います。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション、環境系キャリア概要
【第2回】
 環境専門職の種類と仕事内容、環境NPO・NGOの活動
【第3回】
 企業・組織が従業者に求めるマインドと環境知識、環境社会検定(eco検定)について
【第4回】
 地球を知る 〜地球の基礎知識、いま地球で起きていること〜
【第5回】
 環境問題を知る① 〜地球温暖化、エネルギー〜
【第6回】
 環境問題を知る② 〜生物多様性、地球環境問題前編〜
【第7回】
 環境問題を知る③ 〜循環型社会、地域環境問題後編〜
【第8回】
 環境問題を知る④ 〜化学物質、震災関連・放射性物質〜
【第9回】
 持続可能社会に向けたアプローチ 〜地球サミット、環境保全手法、環境アセスメント〜
【第10回】
 各主体の役割・活動① 〜企業・市民・NPOなどの役割、パブリックセクターの役割〜
【第11回】
 各主体の役割・活動②  〜個人の行動、ソーシャル・コミュニティビジネス〜
【第12回】
 eco検定にチャレンジ!模擬試験
【第13回】
 環境マネジメントシステム(EMS)認証の概要(ISO14001)
 国内生まれのEMS認証の概要(エコステージ、エコアクション21など)
【第14回】
 企業・組織における「環境経営」「EMS」の取り組み状況と課題
【第15回】
 環境に関する知識を自分に紐付ける 〜リフレクション〜