Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:
超域文学特論 I 千森 幹子
選択  2単位
【超域文化専攻】 18-1-1410-3872-009

1. 授業の概要(ねらい)

 英国を中心としたヨーロッパにおける挿絵に見るファンタジー表象と擬人化表象の系譜を探る概説クラス。本講義では、イギリス・フランスの文学作品の挿絵を通じて、非現実的・非人間的な存在が、どのように幻想化され擬人化されてきたのか、19世紀なかばから20世紀前半の作品に焦点をあてて、論じていく。英文学作品に関しては、一部、原文で講読する。具体的な作品・イラストについては、学生の意見や考えを聞きながら、変更する可能性がある。図像やテキストを通じてイギリス・ヨーロッパ文化を学んでいくことを目的とする。

2.
授業の到達目標

 文学作品・図像作品を読む力を高める
 ヴィジュアル資料を使い文化を理解する
 図像におけるファンタジー表象を理解する
 図像と文学作品を通じてヨーロッパ文化交流を探る

3.
成績評価の方法および基準

 レポート50%。講義中の発表50%

4.
教科書・参考書

 講義中に随時紹介する

5.
準備学修の内容

 事前に決められたテーマでの講義内の発表と、提出レポートは、十分時間を取り準備するように。

6.
その他履修上の注意事項

 普段から外国作品のイラストレーションに関心を持ってほしい

7.
各回の授業内容
【第1回】
 はじめに
【第2回】
 19世紀フランスの挿絵画家―J.J. グランヴィル
【第3回】
 グランヴィルの風刺画と幻想画
【第4回】
 グランヴィルが影響を与えたイギリス文学作品
【第5回】
 19世紀イギリスの挿絵画家―ウォルター・クレイン
【第6回】
 ウォルター・クレイン作品
【第7回】
 20世紀イギリスの挿絵画家-アーサー・ラッカム
【第8回】
 アーサー・ラッカム作品
【第9回】
 20世紀イギリスの挿絵画家-ウォーイック・ゴーブル
【第10回】
 ウォーイック・ゴーブル作品
【第11回】
 20世紀イギリスの挿絵画家―チャールズ・ロビンソン
【第12回】
 チャールズ・ロビンソン作品
【第13回】
 学生発表
【第14回】
 まとめ
【第15回】
 予備