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授業の概要(ねらい) |
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英国を中心としたヨーロッパにおける挿絵に見るファンタジー表象と擬人化表象の系譜を探る概説クラス。本講義では、イギリス・スイス・スウェーデンなどの文学作品の挿絵を通じて、非現実的・非人間的な存在が、どのように幻想化され擬人化されてきたのか、19世紀なかばから20世紀前半の作品に焦点をあてて、論じていく。英文学作品に関しては、一部、原文で講読する。具体的な作品・イラストについては、学生の意見や考えを聞きながら、変更する可能性がある。図像やテキストを通じてイギリス・ヨーロッパ文化を学んでいくことを目的とする。
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2. |
授業の到達目標 |
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文学作品・図像作品を読む力を高める ヴィジュアル資料を使い文化を理解する 図像におけるファンタジー表象を理解する 図像と文学作品を通じてヨーロッパ文化交流を探る
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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レポート50%。講義中の発表50%
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4. |
教科書・参考書 |
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講義中に随時紹介する
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準備学修の内容 |
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事前に決められたテーマでの講義内の発表と、提出レポートは、十分時間を取り準備するように。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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普段から外国作品のイラストレーションに関心を持ってほしい
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | はじめに | 【第2回】 | 19世紀のイギリスの挿絵画家―リチャード・ドイル | 【第3回】 | 19世紀フランスの挿絵画家-アルマン・ポワソン | 【第4回】 | 20世紀英仏の挿絵画家―エドモンド・デュラック | 【第5回】 | 20世紀イギリスの挿絵画家―メイベル・ルーシー・アトウェル | 【第6回】 | 20世紀イギリスの挿絵画家―マーガレット・タラント | 【第7回】 | ハンガリー生まれの挿絵画家―ウィリー・ポガーニー | 【第8回】 | デンマーク生まれの挿絵画家―カイ・ニールセン | 【第9回】 | アイルランド生まれの挿絵画家―ハリー・クラーク | 【第10回】 | スイスの挿絵画家―エルンスト・クライドルフ | 【第11回】 | フィンランドの挿絵画家―トーベ・ヤンソン | 【第12回】 | スウェーデンの挿絵画家―エルサ・ベスコフ | 【第13回】 | 学生発表 | 【第14回】 | まとめ | 【第15回】 | 予備 |
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