Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:MAN-306
イノベーション論 II 土屋 隆一郎
選択必修  2単位
【経済】 18-1-1110-4959-031

1. 授業の概要(ねらい)

 イノベーションは経済の仕組みや制度を大きく変化させ、飛躍的発展をもたらす要因です。その中で中心的役割を果たすのが、起業家マインドに溢れたアントレプレナーとしての役割を果たす個人やグループです。
 イノベーションはどのような経済制度の下で促進されるのでしょうか。またイノベーションはどのような市場状況で最もその成果を発揮するのでしょうか。イノベーションを実現するためには、特に何を考慮すべきなのでしょうか。
 イノベーション論I・IIではこのような問いを設定し、イノベーションの経済的把握を行います。

2.
授業の到達目標

 ① イノベーションとは何かを説明できる。
 ② イノベーションはなぜ重要なのかを理解している。
 ③ イノベーションの実現のために何に注目すべきか修得している。
 ④ イノベーションが産業の発展や企業の経営成果に与える影響について理解している。
 ⑤ 政策や制度がイノベーションに与える影響について理解している。

3.
成績評価の方法および基準

 受験が必須の期末試験(50%)と小レポート(20%)、小テスト(10%)の複合で評価します。残りは講義への参加態度を考慮します(20%)。

4.
教科書・参考書

 教科書:一橋大学イノベーション研究センター(編)『イノベーション・マネジメント入門』日本経済新聞社、2017年
 参考書:長岡貞男・平尾由紀子『産業組織の経済学 第2版』日本評論社、2013年
     E. ロジャーズ『イノベーションの普及』(三藤利雄訳)翔泳社、2007年
     C. クリステンセン『イノベーションのジレンマ:技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』(玉田俊平太監修・伊豆原弓訳)翔泳社、2001年
     S.スコッチマー『知財創出:イノベーションとインセンティブ』(青木玲子監訳・安藤至大訳)日本評論社、2008年

5.
準備学修の内容

 毎回、教科書の指定されたページを読んでくること。

6.
その他履修上の注意事項

 講義中の私語は厳禁とする。退場を命じる。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 イノベーションのプロセス
【第3回】
 イノベーションのパターン
【第4回】
 イノベーションと企業の競争力
【第5回】
 研究開発のプロセス
【第6回】
 業界標準
【第7回】
 製品アーキテクチャ
【第8回】
 新製品開発
【第9回】
 知的財産制度の設計
【第10回】
 官民・産学連携
【第11回】
 共同研究開発
【第12回】
 イノベーションの普及
【第13回】
 ナショナル・イノベーション・システム
【第14回】
 イノベーション政策
【第15回】
 講義のまとめ