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授業の概要(ねらい) |
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私たちの生きる社会は、メディア技術の発達に影響を受け、また、人びとの欲求がメディアの発達を促してきた歴史を持っています。本講義では、紀元前の文字の誕生から、ソーシャルメディアの発展に至るまでのメディアの歴史を取り上げます。それぞれのメディアが生まれてきた背景を踏まえつつ社会との関連のなかでメディアの移り変わりを捉えた上で、メディアとは何かを再考することを目指します。
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2. |
授業の到達目標 |
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メディアの発展の歴史をその社会背景とあわせて捉えることができるようになる 「メディア」とは何かを定義することができるようになる
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点30%:各回の授業で当該回に関連した小レポート課題を与え授業時間内で回答してもらいます。その回答をもって授業の理解度と積極的な参加度をはかります。 小テスト30%:前半の授業を受けてメディア発展の歴史をその社会背景と合わせて捉えられているかを評価します。小まとめの回に実施する予定です。 総合試験40%:授業の総まとめとして授業全体を踏まえた論述試験を実施し、「メディア」とは何かを自分なりに定義できているかどうかをはかります。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書 吉見俊哉(2012)『メディア文化論―メディアを学ぶ人のための15話 改訂版』有斐閣 各回に関連した資料を配布します。
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準備学修の内容 |
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指定した教科書の次回の授業範囲を読むこと。帝京大学図書館(MELIC)を積極的に活用すること。
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その他履修上の注意事項 |
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講義中、他の学生の学習する権利を侵害する行為、または受講態度に甚だしい問題があると判断した場合は退出を命じることがあるので注意すること。初回に詳しく説明する。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンスおよびイントロダクション 「メディア」とは何か | 【第2回】 | 「メディア」はどのように定義されてきたか | 【第3回】 | 文字の誕生と印刷技術の発展 | 【第4回】 | 音声のメディア:電話とラジオ | 【第5回】 | 映画① 映画の誕生とメディア・イベント | 【第6回】 | 映画② サイレントからトーキーへ | 【第7回】 | 小まとめ | 【第8回】 | テレビの普及 | 【第9回】 | 雑誌① 大衆社会の到来と解体 | 【第10回】 | 雑誌② 広告媒体化と細分化 | 【第11回】 | 音楽 歌謡曲からJポップへ | 【第12回】 | パソコンと携帯電話 | 【第13回】 | ソーシャルメディア | 【第14回】 | ローカルなメディア | 【第15回】 | 総まとめ |
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