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授業の概要(ねらい) |
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メディアの発展は、人びとのさまざまな土地・地域への訪れ方に影響を与え、観光という行為を変容させてきた歴史を有します。特に21世紀に入り、インターネットが普及したことにより、ウェブサイトを利用した情報探索や、SNS、ブログ、動画共有サイトなどを用いた情報発信など、観光とメディアとの関わり方はますます多様化してきています。つまり、観光とメディアとは深く関係していると言えます。 本授業では、このような観光と個々のメディアとの関係性に目を向け、観光社会学における基礎的な理論を踏まえつつ、身の回りにある観光とメディアに関する事象について分析・考察する視点を持つことができるようになることを目指します。
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2. |
授業の到達目標 |
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観光とメディアの関係性について理解すること 観光とメディアについての理論的な基礎知識を養うこと 観光とメディアに関して分析・考察する視点を持つこと
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成績評価の方法および基準 |
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平常点30%:各回の授業で当該回に関連した小レポート課題を与え授業時間内で回答してもらいます。その回答をもって授業の理解度と積極的な参加度をはかります。 小テスト30%:前半の授業を受けて観光とメディアの関係性について理解できているか、観光とメディアについての理論的な基礎知識を養えているかどうかを評価します。小まとめの回に実施する予定です。 課題発表40%:授業の総まとめとして授業全体を踏まえた課題を発表する時間を設け、観光とメディアに関して分析・考察する視点を育めているかどうかをはかります。
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書 遠藤英樹・寺岡伸吾・堀野正人編(2014)『観光メディア論』ナカニシヤ出版 参考書 岡本健編(2015)『コンテンツツーリズム研究―情報社会の観光行動と地域振興』福村出版 安村克己・堀野正人・遠藤英樹・寺岡伸吾編(2011)『よくわかる観光社会学』ミネルヴァ書房 岡本健(2013)『n次創作観光』NPO法人北海道冒険芸術出版 各回に関連した資料を配布します。
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準備学修の内容 |
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指定した教科書の次回の授業範囲を読むこと。観光に関わるメディアに関心を持つこと。帝京大学図書館(MELIC)を積極的に活用すること。
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その他履修上の注意事項 |
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講義中、他の学生の学習する権利を侵害する行為、または受講態度に甚だしい問題があると判断した場合は退出を命じることがあるので注意すること。初回に詳しく説明する。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンスおよびイントロダクション 観光メディアの学びへの招待 | 【第2回】 | 観光とメディアの理論的な背景① 観光のまなざし論を中心に | 【第3回】 | プリントメディアと観光 | 【第4回】 | 観光とメディアの理論的な背景② 観光地イメージとメディア表象 | 【第5回】 | 映画と観光 | 【第6回】 | テレビ番組と観光 | 【第7回】 | 小まとめ | 【第8回】 | マンガ・アニメと観光 | 【第9回】 | 「ご当地もの」と観光 | 【第10回】 | 音楽と観光 | 【第11回】 | ウェブを用いた情報探索と観光 | 【第12回】 | ローカルメディアと観光 | 【第13回】 | グローバル化と観光 | 【第14回】 | 課題発表① | 【第15回】 | 課題発表② |
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