Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:
障害理解心理学特論(福祉分野に関する理論と支援の展開) 稲田 尚子
選択  2単位
【臨床心理学専攻】 18-1-1360-4953-020

1. 授業の概要(ねらい)

 本授業では、精神障害、知的障害、発達障害などのさまざまな障害について、その特性および健常との連続性を理解し、そのアセスメントに関する最新の知識を習得し、支援の国際的ガイドラインに精通し、先行研究を参照して、個々の事例について適切なアセスメントバッテリーおよび支援方法の選択ができるようになることを目指す。また、福祉分野における支援制度および心理臨床の専門性を理解し、支援の展開について考える。

2.
授業の到達目標

 障害児者に対する福祉的制度を理解し、説明できる
 各障害の特徴を理解し、説明できる
 各障害のアセスメントツールの特徴、効能と限界を理解する
 各障害に対する標準的な支援技法の特徴を理解する

3.
成績評価の方法および基準

 ディスカッション課題30%、レポート課題30%、プレゼンテーション20%、小テスト20%

4.
教科書・参考書

 『子ども・大人の発達障害診療ハンドブック』2018 内山登紀夫編 金子書房
 参考書・参考文献は授業中に随時紹介する。

5.
準備学修の内容

 1)授業計画に沿って、予習する。
 2)授業に関して、参考文献を紹介するので、各自取り寄せて読むこと。

6.
その他履修上の注意事項

 E-learningシステムを利用して、授業内容に関するディスカッション課題を課す場合がある。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 障害児者に対する福祉的制度
【第2回】
 知的障害と発達障害について
【第3回】
 精神障害とそのアセスメント
【第4回】
 障害の併存とアセスメントバッテリー
【第5回】
 実践研究・事例研究I
【第6回】
 発達障害のアセスメントI
【第7回】
 発達障害のアセスメントII
【第8回】
 適応行動のアセスメント
【第9回】
 問題行動のアセスメント
【第10回】
 アセスメントから発達支援へ
【第11回】
 発達障害支援の基本的技法I:包括的アプローチ
【第12回】
 発達障害支援の基本的技法II:行動論的アプローチ
【第13回】
 発達障害支援の基本的技法III:認知行動論的アプローチ
【第14回】
 障害児者の家族支援
【第15回】
 実践研究・事例研究II