Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

科目ナンバリング:FLE-116
国際コミュニケーション I - II (中国語) 各クラス共通
選択  2単位
【言語科目】 18-1-9999-1643-116

1. 授業の概要(ねらい)

 「国際コミュニケーションI-I」を修了した学生を対象に、中国語初級の授業を行います。発音、ピンインの読み方・書き方、簡体字及び一通りの初級文法を習得し、簡単なあいさつや日常会話に加え、基礎的な文章の読み書きができるようになることをめざします。
 基本的に毎回教科書に沿って文法ポイントの解説を行なった後に本文を練習し、本文をもとに会話場面を設定して学生中心の会話練習を行い、その後トレーニング問題を解いていく形式で授業を進めていきます。
 ※注意:
   この科目では春学期の「国際コミュニケーションI-I」の既習者を対象に、連続した内容の授業を行うので両方を通して受講して下さい。この授業は1クラスあたり50名の人数制限があり、それ以上の希望者が生じた場合はくじ引きなどで履修者を制限しますので、必ず初回の授業に出席すること。
   また、外国語学部中国語コースの学生、及び母語が中国語である学生は履修できません。単位を取得しない聴講は可能ですが、既習ではない新たな言語経験こそが長い目で人生にプラスになるので、未経験の語学に挑戦することをお勧めします。国際コミュニケーションI-I以前に中国語の学習経験がある者も同様に「国際コミュニケーションII-II」か、未経験の語学を選択してください。
   なお、この授業では個別の発声・対話など実践練習が主になりますので、基本的に毎回当たるものと考えてください。

2.
授業の到達目標

 ・中国語を正しく発音して簡単な会話ができるようになる。
 ・基本文法を習得し、身の回りの簡単な事柄についての中国語の文章を読み書きできるようになる。

3.
成績評価の方法および基準

 中間テスト・期末試験を70%、授業内の小テスト及び授業への積極的な参加などの平常点を30%として総合的に評価します。詳細は授業初回に担当教員より説明します。

4.
教科書・参考書

 『自然に身につく基礎中国語』劔重依子・杜金楓、朝日出版社
 外国語学習に辞書は必須です。本格的に学ぶのであれば準備してください。推薦できるものとして小学館『中日辞典』があります。

5.
準備学修の内容

 秋学期は予習に重点を置き、授業前に教科書付属の音源を活用しての発音練習、本文及び文法ポイント例文の意味を調べ、トレーニング問題の答えをノートに書くなどした上で授業に臨んでください。授業後は学んだ単語や例文を繰り返し音読し、手で書き復習し、極力暗誦してください。

6.
その他履修上の注意事項

 語学の勉強は練習量に比例するので、授業への出席は必須です。今学期は単語量が増えるだけでなく、文法事項も複雑になってくるため、きちんとノートをとり、毎回の予習復習に役立ててください。基本例文は授業時間外に音読・筆記を繰り返し練習し、そのまま暗記してしまうことが望ましいといえます。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス、発音の復習
【第2回】
 力だめしテスト、春学期学習内容の復習
【第3回】
 第九課 時刻の表現、数量表現、形容詞の構文・助動詞「想」
【第4回】
 応用練習 
【第5回】
 第十課 場所と方位の表現、「有」と「在」、反復疑問文
【第6回】
 第十一課 連動文、変化/完了の「了」、時間量表現 
【第7回】
 応用練習 
【第8回】
 第十二課 前置詞による時間・空間表現、助動詞「要」・疑問詞「怎麼」
【第9回】
 第十三課 進行の「在」、近接未来、動詞の重ね型
【第10回】
 応用練習・中間復習
【第11回】
 第十四課 継続の「了」、経験の「過」、強調構文
【第12回】
 第十五課 比較の表現:「少し」の言い方、前置詞「給」、お金の表現
【第13回】
 第十六課 可能の表現、全否定の表現、二重目的語
【第14回】
 応用練習
【第15回】
 総まとめ
 *教員によって授業進度は多少の変動があります。