1. |
授業の概要(ねらい) |
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今日の観光は単なる気晴らしや休養、娯楽などの意義を乗り越え、現代人の生活において欠かせることのできない要素として発展してきています。そして、そのような現代観光の意味合いを理解するためには、余暇と労働をめぐる価値観の歴史的背景を十分に把握することが求められます。本講義では、余暇の社会的機能を歴史の観点から考察する一方、余暇社会における日本及び東アジア諸国の観光の現状を検討します。
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2. |
授業の到達目標 |
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・余暇の意味と歴史的変遷の過程を把握すること ・余暇社会の観光のあり方に対する全般的な知見を得ること ・東アジア諸国の観光の歴史を把握し、日本観光との関連性を理解すること
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点20%、中間レポート20%、期末試験60%を原則とします。 授業への積極的な参加は平常点として成績に反映されます。
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4. |
教科書・参考書 |
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平成29年版『観光白書』(http://www.mlit.go.jp/statistics/file000008.html).国土交通省.
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5. |
準備学修の内容 |
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これまでの歴史に関する全般的な学習内容、特に各時代の社会的特徴を予め振り返っておきましょう。 前回の講義内容は必ず復習してくること。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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観光史Iと観光史II両方の履修が望ましいです。 授業中の私語及び雑談は禁止とします。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション:余暇の歴史を考える意味 | 【第2回】 | 余暇の概念と意味(余暇の概念規定) | 【第3回】 | 労働と余暇、余暇の社会的機能 | 【第4回】 | 余暇観の変遷と現代余暇①:余暇に関する歴史的考察 | 【第5回】 | 余暇観の変遷と現代余暇②:現代余暇の意義と成立背景 | 【第6回】 | 余暇社会の到来:現代余暇をめぐる諸問題と余暇社会への展望 | 【第7回】 | ディスカッション・課題発表 | 【第8回】 | 観光の世紀―現代観光の諸相①:観光の発展要因と障害要因 | 【第9回】 | 観光の世紀―現代観光の諸相②:国際観光の動向 | 【第10回】 | 観光の世紀―現代観光の諸相③:日本のインバウンド観光 | 【第11回】 | 観光の世紀―現代観光の諸相④:日本観光の展望と課題 | 【第12回】 | ディスカッション・課題発表 | 【第13回】 | 事例研究:東アジア観光史①・中国の観光 | 【第14回】 | 事例研究:東アジア観光史②・韓国の観光 | 【第15回】 | 講義のまとめとテスト |
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