Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-301
社会学演習 I 藤山 英樹
必修  2単位
【社会】 18-1-1350-4972-006

1. 授業の概要(ねらい)

 この授業では以下のねらいがあります.第一にテキストを輪読することにより,環境問題についての基本的な知識を身につけます.第二に,関心のあるテーマについて,自ら情報を集めていきます.ただし,ここでは,独りよがりな議論にならないためにも,これまでにどのような議論がなされてきたかを把握することが重要です.第三に、問題を解決するためにどのようなアプローチがあるのかを考えていきます.ただし,解決が困難であるため,社会問題となっていることからわかるように,単なる思いつきでは対応できません.したがって,社会科学の観点から,どのような主体が,どのような利害関係や社会的な構造のもとで,どのように自然とかかわりながら,解決が困難となっているかという認識がまずは重要です.
 授業内では,パワーポイントにまとめて発表を行います.発表後はゼミ内でのディスカッションを通じて,先に述べた3つのねらいについてより深い理解や考察をしていきます.ただし,3年生はテキスト輪読のための報告が中心となります.4年生は3年生からのテーマをさらに深めていく個人報告が中心となります.

2.
授業の到達目標

 1 環境問題についての基本的な知識を修得する.
 2 どのような環境問題があり,これまでどのような議論がなされてきたかを把握する力を修得する.
 3 どのような点が障害となり解決が困難になっているかを把握し,その障害を乗り越えるためにどのような対策が有効かを考察する力を修得する.
 1,2を必須としてできれば3まで達成したい.

3.
成績評価の方法および基準

 3年生:発表活動60%,ディスカッションへの貢献40%
 4年生:発表活動40%,ディスカッションへの貢献40%,期末の中間報告書20%
の割合で評価して総合する.

4.
教科書・参考書

 鳥越皓之、帯谷博明 編著(2017)『よくわかる環境社会学』第2版ミネルヴァ書房
 参考書は適宜指示する.

5.
準備学修の内容

 テキストは報告担当ではなくとも,事前に目を通して,疑問点を確認しておく.個人報告の準備としては,関心のあるテーマについて積極的に情報を集め,可能であれば現地に足を運んでみる.加えて,類似した問題においてどのような議論がなされてきたかを書籍レベルで確認をする.

6.
その他履修上の注意事項

 環境問題はリアルタイムで変化するので,日々のニュースにも気をつけてみる.

7.
各回の授業内容
【第1回】
 自己紹介,個人報告のテーマと発表順の決定
【第2回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第3回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第4回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第5回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第6回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第7回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第8回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
 二順目の発表順決定
【第9回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第10回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第11回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第12回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第13回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第14回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
【第15回】
 3年生テキスト報告とディスカッション,4年生発表とディスカッション
 4年生中間報告書を提出