Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:ECP-220
日本のエネルギー I 野神 隆之
選択  2単位
【経営】 18-1-1110-1594-005A

1. 授業の概要(ねらい)

 エネルギー経済I及びIIでは、エネルギー経済に関して、基礎的ではあるが本質的な事項の理解を深めることを目的としており、特に世界の一次エネルギーの主要な部分を占める石油・天然ガスの分野に主に焦点を当てることとしたい。基本的には世界のエネルギー(特に石油・天然ガス)に係る潮流について述べつつ、そこにおける日本の位置づけ等についても解説を加えるという形で講座を実施する予定である。春学期(エネルギー経済I)についてはエネルギーの基礎に加えて石油・天然ガス市場等を中心に取り扱う予定である。なお、以下に記載した授業の計画は暫定的なものであり、今後若干の変更が加えられる可能性がある旨御了承されたい。また、包括的なエネルギー経済の理解のために、学生は春学期(エネルギー経済I)に加えて秋学期(エネルギー経済II)についても受講することが望ましい。

2.
授業の到達目標

 マスメディア等を通じて入ってくる、石油・天然ガスを含無世界エネルギー市場に関する数多ある情報に関し、正しく理解し考察する力をつけることを目標とする。

3.
成績評価の方法および基準

 レポート(授業内での作成を予定、エネルギー市場等に対する問題意識について確認するために実施)、小テスト(複数回の実施を予定、授業内容が理解できているかどうか確認することが目的)及び期末試験を基本とする。成績評価基準に占める割合はレポート5%、小テスト45%、定期試験50%程度の予定であるが、多少調整する可能性がある。

4.
教科書・参考書

 講義を進めるうえで必要と考えられる文献等は適宜配布する予定である。

5.
準備学修の内容

 予習:配布資料等において予定される授業内容に該当する箇所につき事前に目を通しておく。
 復習:授業内容(配布資料該当箇所、ノート等)につき再確認し、理解として定着させる。

6.
その他履修上の注意事項

 本講座では石油・天然ガス市場等やエネルギー経済の本質に触れて頂くべく、多少の専門知識を使用することを考えているが、学生でも理解が容易となるよう平易な解説を心がける予定である。ただ、学生は日頃から新聞、雑誌、テレビやインターネットといったメディアなどを通じて石油・天然ガスをはじめとしたエネルギーに関する情報に触れて自分なりに考える努力をされることが望ましい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ガイダンス
【第2回】
 エネルギー市場等に関するレポート作成
【第3回】
 エネルギーと人類の歴史①:人類とエネルギーとの関わりの始まり
【第4回】
 エネルギーと人類の歴史②:近代社会とエネルギー
【第5回】
 エネルギーと人類の歴史③:現代社会とエネルギー
【第6回】
 エネルギー供給の基本要件①:その内容
【第7回】
 エネルギー供給の基本要件②:問題点とその対処法
【第8回】
 エネルギー市場の基礎①:世界各国のエネルギー情勢
【第9回】
 エネルギー市場の基礎②:エネルギーの需要
【第10回】
 エネルギー市場の基礎③:エネルギーの供給・価格
【第11回】
 エネルギー市場の基礎④:エネルギー市場を理解する上で必要なその他事項
【第12回】
 石油市場①:2000年代までの流れ
【第13回】
 石油市場②:現状と将来展望
【第14回】
 天然ガス市場:過去・現状・将来展望
【第15回】
 エネルギー市場等に関連するその他事項
 総括