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授業の概要(ねらい) |
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少子高齢化が急速に進む日本では、都市部でも地方でも地域社会の問題が山積している。都市部では、住宅問題や子供の貧困、保育園の待機児童問題などが深刻化する一方、地方では、人口流出や過疎化によりコミュニティそのものの存続が危ぶまれる地域も数多く存在する。地域社会のこれらの問題は、私たちの生活と密接にかかわっているために、一刻も早い解決が望まれる。しかし、その解決策は、画一的なものであってはならなず、個々の地域の多様性を尊重したものであることが求められる。本演習では、輪読やフィールドワーク、自治体訪問を通じて、地域社会の問題について考え、その解決策を探る。 秋学期は、春学期で学んだことをベースに、グループごとにリサーチをさらに進めたり、発見した問題に対する必要なアクション(ワークショップの開催など)を自ら考えて実施する。
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2. |
授業の到達目標 |
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(1)地域社会の問題について、自ら問いを発見し、調査し思考する能力をみにつける。 (2)自分の考えを明確に表現し、人に伝えるプレゼン能力を習得する。 (3)他者の発言にしっかりと耳を傾けることができるようになる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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演習の参加状況、プレゼンテーションの内容、グループワークへの貢献度をみて総合的に評価する。
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4. |
教科書・参考書 |
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演習で具体的に扱う文献は参加学生と相談して決定するが、演習の参考文献として以下の2つの文献を挙げておく。 ・外山滋比古(1986)『思考の整理学』筑摩書房。 ・神野直彦(2002)『人間回復の経済学』岩波書店。
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5. |
準備学修の内容 |
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・個人研究の遂行と発表の準備。
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その他履修上の注意事項 |
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・ゼミナール形式で行われる。すべての演習に出席すること。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス | 【第2回】 | グループワーク① | 【第3回】 | グループワーク② | 【第4回】 | グループワーク③ | 【第5回】 | グループワーク中間報告会 | 【第6回】 | グループワーク④ | 【第7回】 | グループワーク⑤ | 【第8回】 | グループワーク⑥ | 【第9回】 | グループワーク中間報告会 | 【第10回】 | グループワーク⑦ | 【第11回】 | グループワーク⑧ | 【第12回】 | グループワーク⑨ | 【第13回】 | グループワーク最終報告会① | 【第14回】 | グループワーク最終報告会② | 【第15回】 | まとめ |
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