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授業の概要(ねらい) |
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新聞・テレビ・インターネットなどを通じて、皆さんは日々たくさんの経済関連ニュースを目にしていることでしょう。本講義では、インフレーション、失業、経済成長など経済全体に関わるさまざまな事象を研究するマクロ経済学の考え方の基礎を学ぶことを目的とします。 「入門マクロ経済学Ⅰ」においては、GDPの概念と物価指数、財市場・貨幣市場における所得・利子率の決定、IS-LM分析および財政金融政策の効果、国際マクロ経済学といった需要サイドをメインとする価格が硬直的な短期マクロ経済モデルについて学びます。
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授業の到達目標 |
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(1)GDPのほか、財市場・貨幣市場における所得・利子率の決定メカニズム、およびIS-LM分析を用いた財政金融政策の効果など、マクロ経済学における基礎的概念を習得する。 (2)習得した基礎的概念を用いて、マクロ経済に関する報道を正しく理解し、説明できるようになる。
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成績評価の方法および基準 |
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(1)期末試験70%をベースとして、講義において不定期に課す課題・小レポート提出(複数回)30%を加味して、総合的に評価します。 (2)合格ラインにわずかに満たない場合で、出席状況のほか日頃の受講姿勢を勘案して合格とすることもあるので、まじめに取り組んで下さい。
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教科書・参考書 |
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【参考書】中谷巌『入門マクロ経済学(第5版)』日本評論社、2007年 原則として、講義内容の要点を記載したレジュメを毎回配付するほか、必要に応じて最新経済データなどの資料も配付します。 その他、必要な参考書、資料などがあれば、講義の中で随時紹介していきます。
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準備学修の内容 |
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(1)講義前に参考書の関連部分を熟読し、疑問点などをチェックして講義に臨んで下さい。 (2)講義では、入門レベルのマクロ経済学で必要な論理的な考え方を丁寧に解説することを心掛けるつもりですので、板書量は多くなります。帰宅してから、その日の講義内容を見直すなど、復習に重点を置いて取り組んで下さい。
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その他履修上の注意事項 |
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(1)入門レベルのマクロ経済学を体系立てて理解するため、「入門マクロ経済学Ⅱ」の連続履修を希望します。 (2)講義中の私語など、他の受講者に迷惑を掛ける行為があった場合には、成績評価に際して大幅減点、あるいは不合格とすることがあります。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 講義ガイダンス | 【第2回】 | マクロ経済学とは | 【第3回】 | GDPの概念と物価指数(1):国民経済計算、マクロ経済の循環 | 【第4回】 | GDPの概念と物価指数(2):物価とインフレーション | 【第5回】 | マクロ経済学における短期と長期(1):短期と長期の概念、短期のマクロ経済モデル | 【第6回】 | マクロ経済学における短期と長期(2):長期均衡、経済成長 | 【第7回】 | 所得はどのように決まるか(1):消費関数と投資関数、国民所得の決定 | 【第8回】 | 所得はどのように決まるか(2):財政政策と乗数 | 【第9回】 | 貨幣の需給と利子率(1):貨幣の機能、貨幣の概念 | 【第10回】 | 貨幣の需給と利子率(2):貨幣の需要 | 【第11回】 | 貨幣の需給と利子率(3):貨幣の供給、貨幣市場の均衡と利子率の決定 | 【第12回】 | IS-LM分析と財政金融政策(1):IS曲線、LM曲線、財市場と貨幣市場の同時均衡 | 【第13回】 | IS-LM分析と財政金融政策(2):財政金融政策の効果、総需要関数の導出 | 【第14回】 | 国際マクロ経済学(1):国際収支の構造と外国為替制度、マンデル=フレミング・モデルの導出 | 【第15回】 | 国際マクロ経済学(2):固定相場制下および変動相場制下でのマンデル=フレミング・モデル |
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