1. |
授業の概要(ねらい) |
|
人口減少社会への転換を機に、また多くの自治体で人口減少が続く一方で東京への一極集中が進行するなか、全国・地域の人口動向への関心がこれまでにないほど高まっています。人口動向の経済・社会に与える影響は、多岐にわたるだけに、人口の動向、そしてその背景や想定される影響について理解・考察を深めるとともに、自ら各種分析を行うことには、大きな意味があります。 この授業では、地域人口論の観点から、春期には、人口の動向やその背景・影響等について、講義や各種文献を読みすすめることを通じて理解することに主眼をおきます。また、秋期には、自分で設定したテーマに沿って、文献・資料収集、実際のデータを用いながらの実証的分析を行ってもらいます。授業は、各自が報告資料を用意した上で、プレゼンテーションを行う形式を多用し、自分のテーマについての分析結果などについては、レポートにまとめてもらうことを予定しています。
|
2. |
授業の到達目標 |
|
①全国・地域の人口動向とその背景について理解・考察する力を養う。 ②自分の関心に合った文献、資料、統計などを検索するとともに、それらを適切に読解・分析できる能力を高める。 ③説明資料作成能力やパワーポイントなどを用いたプレゼンテーションを行う力を向上させる。
|
3. |
成績評価の方法および基準 |
|
授業における討論への参加状況及び課題への取り組み状況が50%、プレゼンテーションの状況やプレゼンテーション内容に基づくレポートが50%、の割合で評価します。
|
4. |
教科書・参考書 |
|
以下に挙げるものを含む書籍や政府資料を、参考書として利用する。 ・加藤久和『8000万人社会の衝撃』(祥伝社新書) ・石川義孝編『地図でみる日本の外国人』(ナカニシヤ出版) ・井上孝編『首都圏の高齢化』(原書房) ・増田寛也編『東京消滅』(中公新書)
|
5. |
準備学修の内容 |
|
自分に割り当てられた課題等について、十分な準備をしてください。
|
6. |
その他履修上の注意事項 |
|
欠席しないことは当然ですが、特に自分が報告者になっている場合には、無断欠席・遅刻は厳禁です。報告の際は、ExcelやPowerPointを用いることが必要となるので、これらについては、授業でも簡単な説明と練習を行います。 この演習の授業の受講生は、私が担当する「現代経済の課題AI」の授業も受講していただくのが望ましいです。ただし、この授業を受講していなくても、この演習Ⅰの授業は受講できます。
|
7. |
各回の授業内容 |
|
【第1回】 | 授業の進め方 | 【第2回】 | 全国・地域人口の概観、少子化、高齢化 | 【第3回】 | 国内人口移動のとらえ方 | 【第4回】 | 国際人口移動のとらえ方 | 【第5回】 | Word等による文書の作成方法と注意点 | 【第6回】 | Excelを利用した図表の作成方法と注意点 | 【第7回】 | PowerPointによるプレゼンテーション用資料作成方法と注意点 | 【第8回】 | 指定された書籍・資料の自分の報告担当部分の報告と討論 | 【第9回】 | 指定された書籍・資料の自分の報告担当部分の報告と討論 | 【第10回】 | 指定された書籍・資料の自分の報告担当部分の報告と討論 | 【第11回】 | 指定された書籍・資料の自分の報告担当部分の報告と討論 | 【第12回】 | 指定された書籍・資料の自分の報告担当部分の報告と討論 | 【第13回】 | 指定された書籍・資料の自分の報告担当部分の報告と討論 | 【第14回】 | 指定された書籍・資料の自分の報告担当部分の報告と討論 | 【第15回】 | 総括的討論とレポート提出 |
|