| 1. |
授業の概要(ねらい) |
|
経済のグローバル化の進展にともない、世界中の国や地域の結びつきが強まっています。現代を生きるわれわれにとって、それだけ経済データを正しく読むことを求められていると言えるでしょう。また、日本は経済立国の国ですので、経済データを適切に読み取る力を持つことが、日本を理解することにつながります。経済についての統計データ(経済データ)は、経済分析には欠かせない基礎資料です。授業では、これらのデータの例を多く紹介します。 この授業では、前半でデータの作られ方や使い方について解説し、後半で特に日本における経済データについて紹介し、そのデータが意味するものを平易に解説します。それによって、受講生のみなさんに、経済現象に対する関心や基礎的な理解力を持っていただくことをめざします。
|
| 2. |
授業の到達目標 |
|
①経済データについての基礎的知識の学習によって、新聞などの報道の経済関連記事が理解できるようになることを目標とします。 ②経済データの見方・使い方についての学習を通じて、経済活動の意義を理解する力を身につけます。
|
| 3. |
成績評価の方法および基準 |
|
授業中に提出を求める、授業内容の理解を確認するための問題(小テスト)の回答状況が40%、期末の試験が60%、の割合で評価します。
|
| 4. |
教科書・参考書 |
|
以下を教科書として使います。 ・鈴木正俊『経済データの読み方(新版)』(岩波新書) また、参考書として以下の本をあげておきます。 ・上田尚一『統計データの見方・使い方』(朝倉書店) ・吉本佳生『高校生からの経済データ入門』(ちくま新書)
|
| 5. |
準備学修の内容 |
|
毎回の授業内容を十分に復習するようにして下さい。
|
| 6. |
その他履修上の注意事項 |
|
予備知識は特に必要としませんが、確実に出席するようにして下さい。
|
| 7. |
各回の授業内容 |
|
| 【第1回】 | | 授業の進め方、比率、指標 | | 【第2回】 | | 構成比と相対比 | | 【第3回】 | | 指数と変化率 | | 【第4回】 | | ストックとフロー | | 【第5回】 | | 因果関係の表現 | | 【第6回】 | | データの求め方との関係 | | 【第7回】 | | 比率の解釈 | | 【第8回】 | | 日本経済のデータ | | 【第9回】 | | 景気のデータ | | 【第10回】 | | 財政・金融のデータ | | 【第11回】 | | 国民生活のデータ | | 【第12回】 | | 物価のデータ | | 【第13回】 | | 雇用・賃金のデータ | | 【第14回】 | | 貿易・通貨のデータ | | 【第15回】 | | まとめと試験 |
|