Web Syllabus(講義概要)

　人口減少社会への転換を機に、また多くの自治体で人口減少が続く一方、東京への一極集中が進行するなか、全国・地域の人口動向への関心がこれまでにないほど高まっています。人口動向の経済・社会に与える影響は、多岐にわたるだけに、人口の動向、そしてその背景や想定される影響について理解・考察を深めるとともに、自ら各種分析を行うことには大きな意味があります。この授業では、こうした地域人口論に焦点をあてます。
　授業では、まず、エクセルやパワーポイントの使い方についての基本的な説明を行います。その後、地域人口論の観点から、各自の関心を踏まえ、関連の資料やデータを用いながら、文献の紹介・論評のプレゼンテーションを行ってもらいます。その後に、受講生全員による討議を行います。

　①全国・地域の人口動向とその背景について理解・考察する力を養う。
　②自分の関心に合った文献、資料、統計などを検索するとともに、それらを適切に読解・分析できる能力を高める。
　③説明資料作成能力やパワーポイントなどを用いたプレゼンテーションを行う力を向上させる。

　プレゼンテーションの内容が60％、授業における討議への参加やリアクション・ペーパーの提出の状況が40％、の割合で評価します。

　地域人口論に関する受講生の関心を踏まえつつ、具体的な文献の選択をすることを予定しています。

　自分の関心に沿ったテーマについて、関連の資料やデータの収集を行いつつ、入念にプレゼンテーションの準備をしてください。

　欠席しないことが当然ですが、特に自分が報告者になっている場合には、無断欠席・遅刻は厳禁です。報告の際は、エクセルやパワーポイントを用いることが必要となるので、これらについては、授業でも簡単な説明と練習を行います。