Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:MAN-211
経営組織論 I 楊  錦華
選択必修  2単位
【観光経営】 18-1-1120-1944-023A

1. 授業の概要(ねらい)

 この授業では、経営組織論の理論的発展過程を概観したうえ、企業を組織として捉える際における重要なトピックスについて学習します。具体的には、経営組織における個人行動、リーダーシップ、組織デザインと組織文化を網羅的に学習し、経営組織を体系的に理解していきます。また、近年急速に変化する環境に適応するための組織変革と組織学習など組織ダイナミックスもふれており、経営組織を分析する際に必要な理論的分析ツールについて学習します。

2.
授業の到達目標

 (1)経営組織論の理論研究の発展過程を明確にしたうえ、組織論を体系的に把握することができます。
 (2)企業を経営組織の視点からとらえる場合の様々なトピックスについて、学習した理論の視点から分析することができます。
 (3)上記授業で勉強した知識を用いて、日々起きている経済・経営現象を分析し、それに対する自らの見解を述べることができます。

3.
成績評価の方法および基準

 出席・授業内小テスト・課外課題(50%)と期末試験(50%)で総合的に評価します。

4.
教科書・参考書

 参考書:
  桑田耕太郎・田尾 雅夫 『組織論 補訂版』有斐閣アルマ、2010年。
  金井寿宏 『経営組織―経営学入門シリーズ』日経文庫、1999年。
  榊原清則 『経営学入門〈上〉(第2版)』日経文庫、2013年。

5.
準備学修の内容

 (1)当授業は授業内容に合わせて、受講生の理解を深めるために課外課題の提出を求めています。成績評価の一環となりますので、成績評価の一環となりますので、提出締切日までに必ず提出してください。
 (2)日常の企業組織に関連するニュースや報道に関心を持ち、授業で学んだ知識を応用し、様々な経営現象を分析し、自らの見解を述べられるように心がけてほしい。

6.
その他履修上の注意事項

 (1)授業はスライド方式で授業内容を示しながら進めていく形式を取っており、プリントを配布しませんので、必ずノートを用意してください。
 (2)当授業は教員と受講生の双方向コミュニケーションに基づいた授業を目指しています。授業中の質問に対し積極的に発言し、授業参加意欲の高い受講生を望んでいます。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
 授業内容・計画・評価方法を説明し、受講生と一緒に受講ルールについて話し合い決めていきます。
【第2回】
 組織の視点から見た企業とは
 組織の定義と様々な組織の捉え方について学習します。
【第3回】
 経営組織論の学説史(1)
 経営組織論の生成と発展プロセスについて学習します。
【第4回】
 経営組織論の学説史(2)
 経営組織論の生成と発展プロセスについて学習します。
【第5回】
 個人と組織の関係(1)
 個人行動と集団活動のそれぞれの特徴および違いについて学習します。
【第6回】
 個人と組織の関係(2)
 個人行動と集団活動のそれぞれの特徴および違いについて学習します。
【第7回】
 経営組織におけるリーダーシップ(1)
 研究領域のリーダーシップ理論と優れたリーダーシップを発揮したリーダーの実例について学習します。
【第8回】
 経営組織におけるリーダーシップ(2)
 研究領域のリーダーシップ理論と優れたリーダーシップを発揮したリーダーの実例について学習します。
【第9回】
 経営デザイン(1)
 職能別組織、事業部制組織、マトリックス型組織とネットワーク組織の特徴、それぞれの持つメリットとデメリットについて学習します。
【第10回】
 経営デザイン(2)
 職能別組織、事業部制組織、マトリックス型組織とネットワーク組織の特徴、それぞれの持つメリットとデメリットについて学習します。
【第11回】
 組織文化(1)
 企業組織における組織文化の位置づけと組織文化論の研究視点を学習し、優れた組織文化を有する実例の分析から理解を深めます。
【第12回】
 組織文化(2)
 企業組織における組織文化の位置づけと組織文化論の研究視点を学習し、優れた組織文化を有する実例の分析から理解を深めます。
【第13回】
 経営組織のダイナミックス(1)
 組織の発展過程と組織学習、組織の戦略的変革について学習します。
【第14回】
 経営組織のダイナミックス(2)
 組織の発展過程と組織学習、組織の戦略的変革について学習します。
【第15回】
 まとめと復習