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授業の概要(ねらい) |
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金融の基本理論と仕組みをわかりやすく講義する。 金融は、具体的にどのような仕組みでどのように動いているのかとの基本を新聞記事や身近な事例を用いながらやさしく解説する。金融は、現代の経済活動の血液と例えられ、非常に重要な役割を果たしているとはいうまでもない。また、フィンテック(FinanceとTechnologyを融和させた造語Fintech)と総称される新しい金融の仕組みは、ここ数年で急速に発展している。まだまだ未知数のところが多いものの、フィンテックは決済・融資・預金・送金・投資・仮想通貨等さまざまの金融分野へ拡大している。その概要もわかりやすく説明する。 授業中では、金融の基本概念をクイズ等方式で行い、金融の問題意識を高めて、内容に応じて問題演習も行う。また、学生の要望に応じて関連するドキュメンタリーの放送等を通じて履修生の理解を着実に深めて行くことを目指す。
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授業の到達目標 |
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①金融学の基本理論を理解できること。 ②金融の仕組みについて理論的にわかりやすく説明できること。 ③金融(投資)リスクを理解できること。
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成績評価の方法および基準 |
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期末テスト(70%)と授業参加度(30%)による総合評価。
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教科書・参考書 |
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①教科書は、『金融の仕組みと働き』岡村秀夫・田中敦等著 有斐閣ブックス(2017年9月25日) ②参考文献 『金融論』 家森 信善著 中央経済社(2016年4月1日) 『金融読本[第30版]』 島村 高嘉・中島 真志著 東洋経済新報社(2017年03月10日) また、授業の進展に合わせ、必要に応じてその都度、その他の参考資料を指示します。
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準備学修の内容 |
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金融に関わる新聞記事や日常のお金に関わることについて関心を持つこと。 また、授業の進捗に合わせて指示した記事や文献をよく読みこんで理解すること。
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その他履修上の注意事項 |
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毎回の基本概念を重ねて理解してからやっと課題できることになるため、極力に欠席を避けること。 金融論Ⅰと金融論Ⅱが一体化になっており、通年で両方とも履修することが望ましい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション・授業の進め方・金融とは何か | 【第2回】 | 金融の仕組みと働き(金融と市場経済) | 【第3回】 | 戦後日本の最終的な貸し手と借り手の変遷 | 【第4回】 | 現代日本の資金循環と課題 | 【第5回】 | 日本の金融機関と変遷 | 【第6回】 | 銀行制度・銀行活動 | 【第7回】 | 銀行経営・銀行経営課題 | 【第8回】 | 銀行経営課題・新規参入・日本の銀行業等 | 【第9回】 | 銀行の脆弱性・対応 | 【第10回】 | 日本の金融市場概要 | 【第11回】 | 短期金融市場概要 | 【第12回】 | 株式市場概要 | 【第13回】 | 債券市場概要 | 【第14回】 | 投資信託(新型投資信託等) | 【第15回】 | 授業の振り返り・復習・総括 |
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