Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-302
演習 II 飯塚 陽介
必修  2単位
【観光経営】 18-1-1120-2715-024A

1. 授業の概要(ねらい)

 本演習では、一年間を通じて、企業経営シミュレーションと年複数回の工場見学といった体験的なメニュー、グループ及び個人での調査とプレゼン、経営学の基礎知識の復習、そして有志によるサブゼミでの専門書の輪読など多様なメニューに楽しくしかし真剣に取り組んでいます。経済学部ゼミ研究報告会などを通じた他のゼミとの交流にも熱心に取り組んでいます。
 ①春と夏の工場見学:企業組織の実態を観察!
 ②企業経営シミュレーション(MESE):企業の経営と会計を実践的かつ統合的に学ぶ!
 ③春のグループ調査と秋の個人調査:調査・プレゼンのスキルと論理的思考力を獲得!
 ④経営戦略論の総復習:経営戦略論を体系的に総復習!
 ⑤経営学の専門書の輪読(希望者のみ):経営学の最新理論を学ぼう!専門性を獲得しよう!

2.
授業の到達目標

 春学期での成果を踏まえてさらに以下の4つの力の向上を目指します。
 到達目標(1):企業経営に関するデータを収集・整理・加工する力がある。
 到達目標(2):企業の具体的な戦略・組織について、論理的かつ批判的に思考する態度を有している。
 到達目標(3):自らの見解を説得的な形で周囲に向けて発信する力がある。
 到達目標(4):グループでの活動に貢献することができる。
 さらに、秋学期には以下の力の獲得も目指します。
 到達目標(5):体裁の整った論文・レポートを書くことができる。

3.
成績評価の方法および基準

 評価基準(1):発表内容の客観性(30%)(到達目標(1)と関連します。)
 評価基準(2):発表内容のオリジナリティと論理(30%)(到達目標(2)と関連します。)
 評価基準(3):発表に対する準備と発表時の態度(10%)(到達目標(3)と関連します。)
 評価基準(4):中間・期末レポートの内容と体裁(20%)(到達目標(1)、到達目標(2)、到達目標(5)と関連します。)
 評価基準(5):日頃のゼミ活動に対する貢献(10%)(到達目標(4)と関連)。

4.
教科書・参考書

 高橋伸夫編著『よくわかる経営管理』ミネルヴァ書房、2011年(2,800円)
 サブゼミのテキストは、履修者が確定して以降に伝達し、サブゼミ希望者には必ず購入をしていただきます。一例として、昨年度までに採用したテキストからいくつかを紹介します。
 ①入山章栄『世界の経営学者はいま何を考えているのか』英治出版、2012年(1,900円)
 ②沼上幹『組織戦略の考え方』筑摩書房、2003年(700円)

5.
準備学修の内容

 個人としての報告準備は授業時間外に行ってもらいます。授業はその成果を発表する場となります。なお、輪読主体のサブゼミに参加する学生については、事前に輪読箇所を読み、疑問点・論点を考えておくことが要請されます。

6.
その他履修上の注意事項

 ゼミでの活動や交流イベント(懇親会など)に積極的に参加される方を希望します。欠席は厳禁とします。また、大学のゼミナールの本質は学生と教員の相互作用を通じた知識の創発にあります。学生は受身にならず、授業計画を含め、教員に対して積極的に意見表明してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ●講義(夏合宿報告の総括および秋学期のオリエンテーション)
【第2回】
 ●講義(戦略の階層性)
 ●プレゼンテーション(中間報告(1))
【第3回】
 ●講義(アンゾフの成長ベクトル)
 ●プレゼンテーション(中間報告(2))
【第4回】
 ●講義(シナジー効果)
 ●プレゼンテーション(中間報告(3))
【第5回】
 ●講義(ルメルトの多角化戦略)
 ●プレゼンテーション(中間報告(4))
【第6回】
 ●2年生対象のゼミ説明会
【第7回】
 ●講義(ドミナント・ロジック)
 ●プレゼンテーション(中間報告(5))
【第8回】
 ●講義(コア・コンピタンス)
 ●プレゼンテーション(中間報告(6))
【第9回】
 ●ゼミOBを中心とした就職勉強会
【第10回】
 ●講義(創発的戦略)
 ●プレゼンテーション(最終報告(1))
【第11回】
 ●講義(戦略の形成プロセス)
 ●プレゼンテーション(最終報告(2))
【第12回】
 ●講義(組織能力)
 ●プレゼンテーション(最終報告(3))
【第13回】
 ●講義(PPM)
 ●プレゼンテーション(最終報告(4))
【第14回】
 ●講義(企業ドメイン)
 ●プレゼンテーション(最終報告(5))
【第15回】
 ●講義(バリューチェーン)
 ●プレゼンテーション(最終報告(6))
 ※上記の授業計画はゼミ生との協議により変更する可能性があります。