Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:MAN-213
経営戦略論 I 飯塚 陽介
選択必修  2単位
【観光経営】 18-1-1120-2715-029A

1. 授業の概要(ねらい)

 本講義の目的は、受講生が将来、企業において戦略策定を行う上で求められる基礎知識を広範に学ぶことにあります。春学期は競争戦略に関連する諸理論・概念を主に学ぶことになります。
 講義形式の授業となります。講義は主に板書にて実施しますが、受講生は単に受け身で板書を書き取るのみならず、講義内容に関連した論述の提出とディスカッションを通じて主体的に学ぶこととなります。受講生は、論述とディスカッションを通じて経営戦略に関する基本的な考え方を駆使して物事を考えることができるようになるでしょう。

2.
授業の到達目標

 到達目標(1)経営戦略に関わる基礎的な用語を把握している。
 到達目標(2)経営戦略に関する用語を駆使して、論理的な思索をすることができる。
 到達目標(3)経営戦略に関する自分の意見を他人に表明することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 評価基準(1)期末テスト(持ち込み不可)(60%)(到達目標(1)と関連します。)
 評価基準(2)論述課題への誠実な答案の提出(30%)(到達目標(2)と関連します。)
 評価基準(3)授業内での討議への貢献(10%)(到達目標(3)と関連します。)
 ※平常点(出席回数)は主要な評価項目とはしませんが、評価に際して参考とする可能性があります。

4.
教科書・参考書

 講義は下記テキストに沿って行います。期末テストは持ち込み不可ですが、授業内課題はテキストを持参し、テキストに掲載されたケースを参照できることを前提として実施することもあります。従って、単位取得にはテキスト購入が有利となります。
 網倉久永・新宅純二郎『マネジメント・テキスト経営戦略入門』日本経済新聞社、2011年(3400円)

5.
準備学修の内容

 (1)学期を通じて、持ち込み不可の期末テストに備え、予習・復習をする。
 (2)講義中に課す論述課題は主にテキストの内容から出題します。(1)とも関連しますが、テキストを事前に検討しておくことが望まれます。

6.
その他履修上の注意事項

 ・経営学総論Ⅰ・Ⅱの知識を前提とします。経営学総論Ⅰ・Ⅱの単位をまずは取得してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 ・講義(テキスト2~14):経営戦略の定義とその階層性
 ・論述課題とディスカッション
【第2回】
 ・講義(テキスト14~22):事前計画としての戦略と事後的パターンとしての戦略
 ・論述課題とディスカッション
【第3回】
 ・講義(テキスト37~49):競争優位の実現
 ・論述課題とディスカッション
【第4回】
 ・講義(テキスト49~62):競争優位の持続
 ・論述課題とディスカッション
【第5回】
 ・講義(テキスト68~70):業界の収益性と業界の構造分析
 ・論述課題とディスカッション
【第6回】
 ・講義(テキスト70~97):業界の構造分析
 ・論述課題とディスカッション
【第7回】
 ・講義(テキスト101~118):デジタルカメラ業界の構造分析
 ・論述課題とディスカッション
【第8回】
 ・講義(テキスト97~101):戦略グループと移動障壁
 ・論述課題とディスカッション
【第9回】
 ・講義(テキスト124~138):マーケティング戦略
 ・論述課題とディスカッション
【第10回】
 ・講義(テキスト138~163):マーケティングミックス(1)製品、流通チャネル
 ・論述課題とディスカッション
【第11回】
 ・講義(テキスト138~163):マーケティングミックス(2)プロモーション、価格
 ・論述課題とディスカッション
【第12回】
 ・講義(テキスト164~187):コスト・リーダーシップ
 ・論述課題とディスカッション
【第13回】
 ・講義(テキスト194~210):顧客価値(1)価値マップ
 ・論述課題とディスカッション
【第14回】
 ・講義(テキスト210~221):顧客価値(2)競争優位との関係
 ・論述課題とディスカッション
【第15回】
 ・講義:春学期のまとめ。講義の進捗状況によっては通常の講義を行います。
 ・テスト