Web Syllabus(講義概要)

　スポーツビジネスの最先端であるアメリカ国内にて、語学研修の兼ねた現地講師によるスポーツマネジメント研修プログラムを実施します。スポーツビジネスの本場であるアメリカ国内にて各施設・チーム・行政などの現場視察および担当者からのマネジメント・マーケティングのレクチャー、さらにはサンフランシスコジャイアンツが主催するイベントへのボランティア参加など国内では体験できない様々なプログラムを用意しています。また現地大学のスポーツマネジメントクラスに参加しナレッジの習得と現地学生との交流を図ります。
　「アメリカ型スポーツ経営」「スポーツマーケティング概論」での学習内容について更なる理解を深め、将来的にスポーツビジネスに携わりたい学生は本研修の履修を勧めます。
　・研修期間：3月上旬より10日間
　・研修場所：アメリカアリゾナ州フェニックス、カリフォルニア州ロサンゼルスにて実施
　・参加人員：最大20名
　・参加条件：経済学部所属学生。応募多数の場合はGPAおよび面談等により人選する
　　　　　　　渡航費用について一部学生負担とする。（200,000円予定）

　世界最大のスポーツ大国アメリカにおける各スポーツビジネスの具体的業務に直接触れることで、アメリカ型スポーツ経営モデルやマーケティング手法などの理解を深める。スポーツ先進国に向けた提言を模索し、わが国のスポーツ文化の発展に貢献すべく思考を創造する。また、現地ネイティブ講師による講義より語学力向上も目指す。メジャーリーグトレーニングキャンプでのイベント参加またはボランティア活動や現地大学でのスポーツマネジメントカリキュラム受講するとともにその講義内でわが国のスポーツビジネスの現状について英語でプレゼンテーションを行い現地学生との交流を深める。

　＊単位認定は翌学期とする（当学期の単位制限回避のため）
　・出席：研修参加（ガイダンスおよび英語プレゼンテーション練習）
　・英語プレゼンテーション練習（国内3回）：
　　秋期3回にわたり学内にて英語プレゼンテーション講義を実施し、グランドキャニオン大学スポーツマネジメントクラスでの発表準備を行う。
　・現地での各レクチャーにおいての積極的受講や会話と帰国後の経済学部合同発表会などでの発表より、総合的に評価する。

　テキスト：川上祐司著『メジャーリーグの現場に学ぶビジネス戦略―マーケティング、スポンサーシップ、ツーリズムへの展開―』　晃洋書房
　　　　　　川上祐司著『海外研修が学習意欲に及ぼす影響についてー帝京大学経済学部「アメリカスポーツマネジメント研修」を事例に－』　帝京大学高等教育開発センターフォーラムVol.3
　　　　　　川上祐司著『ダイナミックプライシングの価格設定要因の一考察－MLB San Francisco Giantsのチケットセールスを事例に－』　帝京経済学研究
　　　　　　川上祐司著『プロスポーツにおける戦力均衡がリーグおよびチーム経営に及ぼす影響―アメリカプロスポーツリーグ「NFL」「MLB」を事例に―』　帝京経済学研究
　　　　　　川上祐司著『アメリカ型スポーツリーグおよびチームマネジメントの一考察』　帝京経済学研究

　「アメリカ型スポーツ経営Ⅰ・Ⅱ」「スポーツマーケティング概論Ⅰ・Ⅱ」「スポンサーシップ概論Ⅰ・Ⅱ」の履修が望ましい。両講義にて使用する資料・文献を要参照。また「Sports Business Journal」やその他スポーツ専門サイト等よりアメリカスポーツビジネス動向に注目すること。

　渡航までスケジュールについては以下の通り。詳細は5月の告知および7月の説明会にて説明しますので必ず参加するように。
　・5月：研修スケジュール告知
　・7月：研修説明会実施～参加メンバー選考（面談・レポート提出）
　・8月：参加メンバー決定
　・9月：参加メンバーガイダンス①
　・10月～1月：参加メンバーガイダンス（英語プレゼンテーション練習）3回
　・2月下旬：渡米
　・4月：履修および認定
　本研修はアメリカで実施するビジネスカリキュラムです。小職のアメリカフェニックスエリアでの強いコネクションによって実現しています。国内ガイダンスおよび現地においては時間・期限・約束の厳守などビジネスルールに準じるとともに学生としてモラルを遵守する。観光的なカリキュラムではありません。
　本受講学生には、「スポーツの本質」を十分に理解し、スポーツ文化発展・構築に貢献できる人材としてのグローバルでの活躍を期待する。