Web Syllabus(講義概要)

　「論理的思考」というと、一見、難解そうで、とっつきにくい印象を与えます。しかし、要は理詰めでものを捉えたり考えたりするということ、それを分かりやすく筋道を立てて文章や口頭で表現するということです。
　そうした力を身につけてもらう1つの手段として、受講生に関心のある社会・政治・経済・国際の事象を取り上げて、それに関する新聞記事などを読んでもらい、事柄の要点や問題点を的確につかんだうえで簡潔に言い表してもらいます。
　物事を正確に、合理的に捉えたうえで、自分なりの考え方をまとめる習慣や力をつけてもらうのが狙いで、受講生には、質疑応答の形で意見の表明も頻繁に求めます。
　比較的に短く平易に書かれた英文を、的確な日本語に置き換える授業も行います。英語は非常に論理的な言語なので、英文を読みこなすうちに徐々に論理性が養われていき、邦訳する作業を通じて日本語の表現力もついてきます。

　理に適った捉え方ができるようになること、ポイントを的確につかめるようになること、そして、それらについて筋の通った表現ができるようになることに主眼を置きます。

　提出を求めるレポート課題や授業内の小論テストの出来栄えなどを評価し、それらを総合的に判断して成績を決定します。

　教材はすべてこちらで用意し、授業で使うレジュメや記事、資料もこちらで作成・印刷して、毎回、配布します。

　レポート課題の提出や英文の下調べなど準備学修も求められます。授業内で行う小論テストでは、十分に復習したうえで臨む必要があることは言うまでもありません。

　時事的な事象について詳しく説明したうえで、受講生との間で質疑応答を行います。積極的に参加して意見を述べる姿勢が求められます。国語と英語の辞書、あるいは電子辞書が必携です。専用のノートも1冊用意してください。