Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SPS-220
スポーツジャーナリズム論 I 片上 千恵
選択必修  2単位
【経営】 18-1-1120-4144-016A

1. 授業の概要(ねらい)

 ジャーナリズムという用語は元来、特に新聞などの印刷物による最新の出来事の報道に用いられたが、20世紀のラジオとテレビの出現に伴って、最新の出来事を扱う活字・電子コミュニケーション全般を含むようになった。スポーツジャーナリズムも科学技術の進歩により、より広範囲にそして個人レベルでも世界に公開できる時代になった。
 この講義では、日本のスポーツジャーナリズムの変遷を学ぶとともに、日本のスポーツジャーナリズムはどう発達し、どういう特徴があるのか、現代社会にいかに影響力を及ぼしているかを考察する。
 授業の集大成として、実際にプロスポーツの試合現場で学外授業を行い、そこでの体験をレポートにする。

2.
授業の到達目標

 ・スポーツを多角的に観察し、その背景を正しく理解し、本質を見極める力をつける。
 ・メディアリテラシーに基づく判断力・表現力を高める。

3.
成績評価の方法および基準

 授業での発表 50点
 学外授業体験をもとにしたレポート 50点
 合計 100点

4.
教科書・参考書

 授業の中で紹介、配布する。

5.
準備学修の内容

 日々のスポーツ報道に関心を持ってチェックし、自らの考えをまとめておくこと。

6.
その他履修上の注意事項

 学生の皆さんの“積極的な発言”を求める授業です。
 毎回、授業冒頭に予め決めた担当者が気になるスポーツニュースを作成資料とともに解説し、全員でディスカッションします。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション
  授業の流れと評価方法及びジャーナリズムについて解説
【第2回】
 スポーツジャーナリズムの歴史
【第3回】
 スポーツとナショナリズム
【第4回】
 スポ―ツとLGBT
【第5回】
 スポーツ界における不祥事
  賭博・ドーピング・体罰
【第6回】
 アスリートのコメント力
【第7回】
 外部講師:スポーツライター
  ライターの仕事、記事の作り方
【第8回】
 外部講師:スポーツカメラマン
  フォト・ジャーナリズムとは、写真のコツ
【第9回】
 学外授業の準備①
  対象競技の解説:興味と課題を見つける
【第10回】
 学外授業の準備②
  取材の仕方、資料収集  
【第11回】
 <学外授業>
  スポーツ現場での取材
【第12回】
 スポーツ記事から考える
【第13回】
 スポーツ実況から考える
【第14回】
 作成記事の発表会①
【第15回】
 作成記事の発表会②