Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
科目ナンバリング:MOF-102
リスクと保険 II 上田 憲一郎
選択  2単位
【現代ビジ】 18-1-1120-4414-028A

1. 授業の概要(ねらい)

 高度化・複雑化する社会、グローバル化する経済活動の諸分野において、様々なリスクが増大しており、企業も個人も、そのカバーをどのように考えていくのか、重要な課題となっています。
 本講義では、社会経済の中でのリスクに対し、これらをカバーするための保険やその他の手法の概要を学ぶとともに、その課題を考えていきます。
 また、保険に関する様々な事例を取り上げ、考察します。
 講義の中では、必要に応じて外部の専門家による講演を実施します。
 なお、本講義は、経済学部2年次専門科目の選択必修科目です。経済学部1年時に習得した知識をベースとして、2年生向けに今後の経済学部における専門研究に必要と考えられる内容を中心に講義します。

2.
授業の到達目標

 現代社会の中に、どのようなリスクがあるのかを認識し、そのカバーの手段としての保険や、その他手法の基礎的な知識を習得するとともに、企業人としても、個人としても、リスク管理をどのように確立していくのか、主体的に考えられるようなレベルを目指します。

3.
成績評価の方法および基準

 期末テスト50~60%
中間テスト20~30%
 講義の中での課題、リアクションペーパー等20~30%
 出席状況や受講態度、講義への貢献などを付加的に評価します。
 (履修者数や受講状況を勘案の上、評価方法や比率を見直すことがあります)。
 なお、出席状況(*)や受講態度が不芳な学生(**)は、成績評価の対象外(R評価)とします。単位取得は認められません。救済措置等は一切ありませんので、十分、注意してください。
 *欠席6回以上の学生は、成績評価の対象外です。
 **受講態度の不芳な学生はその場で退席を命じます。退席となった学生は成績評価の対象外とします。
   また、出席システムの不正利用があった場合は、厳正に対処します。
 (出席システムで出席となっていても、授業中の課題提出が無い場合は、当該授業は欠席扱いとするとともに、  最終評価から減点します。また度重なる不正があった場合は、単位付与は認められません)。
 ◆公欠扱いとなる欠席等の場合は、原則、事前に教員に届け出の上、欠席となった授業から1週間以内に届を提出してください。

4.
教科書・参考書

 テキストは特に指定しない。
 参考文献は、講義の中で指示します。

5.
準備学修の内容

 日本経済新聞や経済誌等の中で、様々なリスクに関連する記事、保険やライフプランに関連する記事等を関心を持って読むことを、お勧めします。

6.
その他履修上の注意事項

 リスクと保険ⅠとⅡは密接に関連しているため、本講義の履修は、リスクと保険Ⅰの単位取得を前提としますので、履修に際しては、十分、留意してください。
 講義中の私語は厳禁です。
 携帯は電源を切るかマナーモードにしてください。講義中の携帯での通話は厳禁です。
 なお、上記の成績評価に関する留意事項を十分、認識の上、履修してください。
 特に、出席関係の注意をよく認識したうえで履修してください。
 ◆出席システムの不正利用があった場合は、厳正に対処します。
  (システム上は出席の表示となっていても、授業中の課題が未提出の場合は欠席とし、
   最終評価から減点します。
   また、度重なる出席システムの不正利用がある場合は、単位取得は認められませんので、
   十分、注意してください)。
〇授業で使用する資料は、前もってLMSに登録しますので、履修学生の皆さんは、事前に印刷(または閲覧)し、 予習したうえで、授業に臨んでください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション、春学期の振り返り
【第2回】
 保険の歴史
【第3回】
 保険の仕組み
【第4回】
 保険の概要
【第5回】
 保険法と保険契約
【第6回】
 保険法と約款問題
【第7回】
 前半のまとめと振り返り、確認テスト
【第8回】
 社会保険の概要
【第9回】
 生命保険
【第10回】
 損害保険
【第11回】
 地震保険
【第12回】
 保険を巡る事例研究
【第13回】
 リスクマネジメントと事例研究(1)
【第14回】
 リスクマネジメントと事例研究(2)
【第15回】
 講義の総まとめとテスト