Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:ACC-101
簿記原理 I 西山 一弘
選択  2単位
【現代ビジ】 18-1-1120-4900-054A

1. 授業の概要(ねらい)

 簿記は企業活動を要約して報告する会計情報(主に財務諸表)の基礎となる記録・計算をするための技術です。
 この授業は,簿記を初めて学ぶ学生を対象とし,初歩的な簿記処理を学習することによって,基礎的な知識を修得してもらうことを目的としています。

2.
授業の到達目標

 この授業の到達目標は具体的に次の3つです。
 1.複式簿記の基本ルールを習得します
 2.簿記を通じて企業における会計数値の形成過程の理解を習得します
 3.手近な目標として,簿記検定における商業簿記の合格を目指します

3.
成績評価の方法および基準

 成績評価は次の基準で行います。
 1.期末試験 60%
 2.講義内の問題演習・小テスト 40%

4.
教科書・参考書

 教科書:新田忠誓他『エッセンス簿記会計』(最新版)森山書店

5.
準備学修の内容

 複式簿記の理解には,各自による事後の演習が不可欠です。
 【予習】
  各回の授業に臨む前に,前回講義内容に関するワーク(教科書)を概観してきてください。
 【復習】
  各回の授業後,教科書における練習問題や参考書における類似トピックに関する問題を解いてください。

6.
その他履修上の注意事項

 毎回,電卓を用意してください。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 講義の進め方,成績評価の方法などの説明をします。
【第2回】
 企業活動と簿記の役割について説明します。(教科書
【第3回】
 複式簿記の役割と簿記一巡の流れについて説明します。
【第4回】
 損益計算書と貸借対照表について説明します。
【第5回】
 勘定の種類と取引記録の原則について説明します。
【第6回】
 仕訳帳の記入について説明します。
【第7回】
 総勘定元帳の記入について説明します。
【第8回】
 試算表(記録の正確性と確認手続)の作成について説明します。
【第9回】
 決算の意味と手続きについて説明します。
【第10回】
 損益勘定(損益計算書)と残高勘定(貸借対照表)の作成について説明します。
【第11回】
 6欄(桁)精算表の作成について説明し,決算過程の概観を行います。
【第12回】
 現金預金取引の把握法と,現金出納帳並びに当座預金出納帳について説明します。
【第13回】
 商品売上取引の把握方法(分記法と三分法)と,売上帳・仕入帳について説明します。
【第14回】
 掛取引(営業上の貸し借り)と,売掛金元帳(得意先元帳)と買掛金元帳(仕入先元帳)について説明します。
【第15回】
 まとめ:本講義の総括を行います。