Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:GGR-206
外国地誌 II 有馬 貴之
選択  2単位
【日本文化】 18-1-1130-3751-026A

1. 授業の概要(ねらい)

 世界にはさまざまな地域が存在します。それらの地域を理解するためには、それぞれの地域の特徴を捉えなければなりません。本講義では世界各地の大陸や世界遺産を事例に、その「地誌学的理解」を試みます。また、受講者各自がいずれかの大陸や世界遺産を取り上げ、自ら地誌学的な理解を行い、説明できることを目指します。加えて、見聞きしたことをイラスト等を用いたグラフィックでまとめてみるスキルも養います。
 本講義で地域を地誌学的に理解する能力を身につければ、その視点を用いて自身の旅の楽しさを増加させたり、各地の観光振興に役立てたりすることができます。

2.
授業の到達目標

 本講義の到達目標は主に以下の4点です。
  ・世界の大陸について理解し、説明できる。
  ・各地の世界遺産について理解し、説明できる。
  ・地誌学的にみた地域の特徴を理解し、説明できる。
  ・発表や講義等をグラフィックレコーディングの形でまとめることができる。

3.
成績評価の方法および基準

 成績は以下の3つで評価します。
  ・グループ発表(2回) 40%
  ・授業毎のグラフィックレコーディング 30% 
  ・最終レポート 30%

4.
教科書・参考書

 片平博文 2013.『新詳地理B』帝国書院.
 清水淳子 2017.『Graphic Recorder―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書』 BNN.

 参考書
  帝国書院 2015.『旅に出たくなる地図 世界』帝国書院.
  世界遺産検定事務局 2017.『きほんを学ぶ世界遺産100』マイナビ出版.
  世界遺産検定事務局 2017.『くわしく学ぶ世界遺産300』マイナビ出版.
  杉谷 隆ほか 2005.『風景のなかの自然地理』古今書院.
  江口 旻ほか 2008.『図説 自然と環境』古今書院.

5.
準備学修の内容

 本講義では世界の色々な地域や場所を取り扱います。旅行では行き先として海外にも目を向けるようにし、ガイドブックやテレビ番組等を日頃から見たり、読んだりすると良いでしょう。

6.
その他履修上の注意事項

 本講義は各グループ2名から4名に別れて、グループでの作業と発表を中心とする演習系の講義です。そのため、この作業を欠席したり、発表ができない受講者は成績がつけられませんので注意して下さい。また、本講義は演習形式で進めるため、履修希望者が多数の場合には、履修制限(受講者の選定)を行うことがあります。必ず第1回目の授業には参加してください。
 本講義に加えて日本地誌Ⅰ・日本地誌Ⅱ・外国地誌Ⅰ・観光地理学Ⅰ・観光地理学Ⅱを受講すると、観光地の地理学的理解、地誌学的理解をより深められます。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 グラフィックレコーディングとは何か?
【第3回】
 世界の大陸を地誌学的に理解する1 (グループワーク)
【第4回】
 世界の大陸を地誌学的に理解する2 (グループワーク)
【第5回】
 アジア・オセアニアの地誌     (学生発表)
【第6回】
 ヨーロッパの地誌         (学生発表)
【第7回】
 中東・アフリカの地誌       (学生発表)
【第8回】
 アメリカの地誌          (学生発表)
【第9回】
 グラフィックレコーディングの極意
【第10回】
 世界遺産を地誌学的に理解する1   (グループワーク)
【第11回】
 世界遺産を地誌学的に理解する2   (グループワーク)
【第12回】
 アジア・オセアニアの世界遺産と地誌 (学生発表)
【第13回】
 ヨーロッパの世界遺産と地誌     (学生発表)
【第14回】
 中東・アフリカの世界遺産と地誌   (学生発表)
【第15回】
 アメリカの世界遺産と地誌      (学生発表)
 ※ 講義の受講者数や進行状況によっては計画が変更される事があります。