Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:MAN-209
観光交通論 I 岡﨑 雅幸
選択必修  2単位
【観光経営】 18-1-1130-4416-022A

1. 授業の概要(ねらい)

 観光を中心とした交通を学びます。交通機関は科学技術の進歩とともに発達し、移動時間短縮が経済・社会発展に大きく貢献してきました。本講義では、まず観光と交通の関係を歴史的に見ていきます。そのうえで、鉄道、バス、船、航空機など、輸送手段別にそれらが観光をいかに成り立たせているかを学修します。そして、交通の観光に果たす役割を明らかにし、観光に関する理解を深めていきます。

2.
授業の到達目標

 ①「交通」が「観光」にとって必要不可欠であることを説明できる。
 ②交通サービスの特性について説明できる。
 ③交通機関の発達史について原動機(熱機関、電動機)を絡めた説明ができる。

3.
成績評価の方法および基準

 学期内レポート(30%)、中間・期末試験(60%)、授業参加態度(10%)の配分によって総合的に評価する。

4.
教科書・参考書

 テキストはなし 適宜資料を配布する
 参考文献として
  ①塩見英治・堀雅通・島川崇・小島克己編著『観光交通ビジネス』 成山堂書店
  ②加藤弘治 編著『観光ビジネス未来白書』2017年版 同友館
  ③谷利亨著『交通研究のダイナミクス』白桃書房
  ④日本機械学会著『新・機械技術史』 丸善

5.
準備学修の内容

 観光交通論のノート配布資料を参考に復習をその都度すること。特に鉄道、自動車、船、航空機の発達史は営業活動ではよく話題にあがり知っていると役立つ、ノートは卒業後も使えるように余白やページを増やせるようにしておくとよい。

6.
その他履修上の注意事項

 観光交通論ⅠとⅡを連続して履修が望ましい。簡単な計算問題が試験に出ます。速度、距離、所要時間の換算に日頃から慣れておいて下さい。鉄道・航空など交通機関のニュースは、身近でとても多い。興味を持って、新聞を読み、積極的な態度で講義に参加してほしい。欠席が5回を超えた学生は成績評価の対象外です。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション、本講義の全体像、評価の詳細等
【第2回】
 観光交通の概念
【第3回】
 交通サービスと観光
【第4回】
 交通の歴史1(鉄道・自動車)
【第5回】
 交通の歴史2(船舶・航空機)
【第6回】
 現代の観光交通(世界と日本)
【第7回】
 中間まとめと中間試験
【第8回】
 鉄道業と観光(1)
【第9回】
 鉄道業と観光(2)地方鉄道の観光鉄道化
【第10回】
 バス事業と観光
【第11回】
 船舶と観光
【第12回】
 航空産業と観光
【第13回】
 交通の諸問題(都市部の混雑、地方の経営難、環境問題)
【第14回】
 交通の未来(技術の発展の方向)(課題レポート提出)
【第15回】
 全体まとめと期末試験
 ※授業の計画はあくまでも当初の予定であり、講師の都合・授業進捗によっては変更されることがある。