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授業の概要(ねらい) |
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経済政策論Ⅰで学んだ基本的なマクロ経済の枠組みや経済政策の効果を整理したうえで、国際的な観点から捉えてみましょう。外国為替市場や国際収支などの理解を進め、貿易や国際的な資金移動を前提とする中で経済政策の自国への効果、他国への政策波及なども考慮することになります。
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2. |
授業の到達目標 |
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日本、欧米諸国、アジア諸国も夫々経済政策の目標を掲げ、政策を実施しますが、国際的な貿易関係、金融的な繋がりを考慮しなければならない現状にあります。日常の国際金融経済の報道に関心を持ちつつ国際的な経済政策やその効果を理解することを目標とします。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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出席状況(25%)、授業中に出す課題(10%)、中間テスト・期末テスト(65%)から総合的に評価します。
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4. |
教科書・参考書 |
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参考書 『マクロ経済学2(第3版)応用編』、N.グレゴリー・マンキュー、東洋経済新報社 『国際経済学 理論と政策 下 金融編』P.R.クルーグマン、丸善出版
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準備学修の内容 |
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各講義の復習を心がけてください。また、日頃から国際金融経済のニュース報道に関心を持ってください。
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その他履修上の注意事項 |
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原則、経済政策論Ⅰを履修し、この内容を理解した学生を対象に経済政策論Ⅱを履修して下さい。経済政策論Ⅰが基礎編、経済政策論Ⅱは応用編となります。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | IS/LMモデルの構築(財・サービス市場、金融市場の均衡) | 【第3回】 | IS/LMモデルの応用(金融政策、財政政策の効果) | 【第4回】 | 総需要の理論としてのIS/LMモデル | 【第5回】 | マンデル・フレミング・モデルと開放経済モデル | 【第6回】 | マンデル・フレミング・モデルと通貨制度、政策効果 | 【第7回】 | 短期から長期への捉え方 | 【第8回】 | 総供給およびインフレーションと失業の短期的トレードオフの問題 | 【第9回】 | すべての親モデルの考え方 | 【第10回】 | 成長理論の基本的な考え方 | 【第11回】 | 成長理論(資本蓄積、定常の考え方、貯蓄率、資本の減価償却) | 【第12回】 | 成長理論(技術進歩、人的資本、内的成長論) | 【第13回】 | 安定化政策 | 【第14回】 | 国際的な政策協調の考え方 | 【第15回】 | まとめ |
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