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授業の概要(ねらい) |
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今日の経済の基盤である市場経済あるいは資本主義というシステムの成立以降、様々な経済状況や経済問題が生まれ、それらへの対応として様々な経済政策が現れた。そのような経済政策を理念的に支えたものが経済思想である。このことを踏まえ、この授業では、イギリス・フランス・ドイツを中心に欧米の経済思想について説明する。これらの諸国の経済思想の比較を通じて、経済思想の多様性について学ぶ。なお、経済思想史Ⅰでは、18世紀後半から20世紀初頭までの時代を扱い、経済思想史Ⅱでは、20世紀を扱う。
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2. |
授業の到達目標 |
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欧米諸国の経済思想の特徴について理解し、説明することができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点:40%(授業中の質問に対する回答など、授業への意欲) テスト:60%
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書は使用しない(プリントを配布する)。 参考書:西沢保・服部正治・栗田啓子編『経済政策思想史』(有斐閣)
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5. |
準備学修の内容 |
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授業の冒頭に、前の回の授業の内容について質問するので、質問に答えることができるよう、前の回の授業の内容をしっかり復習しておくこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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経済思想史Ⅱも履修することが望ましい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | イントロダクション | 【第2回】 | 産業革命と経済思想―アダム・スミス(イギリス) | 【第3回】 | 産業革命と経済思想―サン=シモン(フランス) | 【第4回】 | 産業革命と経済思想―リスト(ドイツ) | 【第5回】 | 自由貿易の経済思想―リカード(イギリス) | 【第6回】 | 自由貿易の経済思想―イギリスの自由貿易帝国主義 | 【第7回】 | 「市場と政府」の経済思想―フランスのエンジニア・エコノミスト | 【第8回】 | 「市場と政府」の経済思想―ドイツの歴史学派 | 【第9回】 | 貧困問題・社会問題と経済思想―マルサス(イギリス) | 【第10回】 | 貧困問題・社会問題と経済思想―イギリスのオクスフォード学派 | 【第11回】 | 貧困問題・社会問題と経済思想―イギリスのニュー・リベラリズム | 【第12回】 | 貧困問題・社会問題と経済思想―ドイツの社会政策学会 | 【第13回】 | 大企業体制と経済思想―限界革命 | 【第14回】 | 大企業体制と経済思想―シュンペーター(アメリカ) | 【第15回】 | まとめとテスト |
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