Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:ECP-327
ヨーロッパ経済論 I 田中 延幸
選択  2単位
【経営】 18-1-1150-4653-017A

1. 授業の概要(ねらい)

 現在、ヨーロッパ経済を構成する諸国の大半はヨーロッパ連合(EU)に加盟し、EU経済の理念・政策・制度から大きな影響を受けている。そのため、ヨーロッパ経済はEU経済とほとんど重なっている。とはいえ、EUが一つの国家を形成していないことから、EU加盟国の経済の自立性・独自性も高い。以上のことを踏まえ、この授業では、ドイツ経済やフランス経済をはじめとする主要なEU加盟国の経済の動向にも留意しながら、EU経済の成立と展開について説明する。したがって、この授業を通じて、EU経済を軸にヨーロッパ経済の歴史と現状について学ぶ。

2.
授業の到達目標

 EU経済の歴史と現状について理解し、説明することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点:40%(授業中の質問に対する回答など、授業への意欲)
 テスト:60%

4.
教科書・参考書

 教科書は使用しない(プリントを配布する)。
 参考書:田中素香・長部重康・久保広正・岩田健治『現代ヨーロッパ経済』(有斐閣アルマ)

5.
準備学修の内容

 授業の冒頭に、前の回の授業の内容について質問するので、質問に答えることができるよう、前の回の授業の内容をしっかり復習しておくこと。

6.
その他履修上の注意事項

 ヨーロッパ経済論Ⅱも履修することが望ましい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 EU経済と国民経済
【第3回】
 ヨーロッパ経済統合思想の起源
【第4回】
 第一次世界大戦とヨーロッパ意識
【第5回】
 ヨーロッパ経済統合運動の展開
【第6回】
 1930年代大不況とヨーロッパ統合構想
【第7回】
 第二次世界大戦とヨーロッパ統合構想
【第8回】
 マーシャル・プランとヨーロッパ統合
【第9回】
 戦後改革とヨーロッパ統合
【第10回】
 シューマン・プランとECSC
【第11回】
 ECSCの制度的特徴
【第12回】
 ECSCからEECへ
【第13回】
 EECの制度的特徴
【第14回】
 ヨーロッパ経済の黄金時代とヨーロッパ統合
【第15回】
 まとめとテスト