Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-301
演習 I 吉岡 孝昭
必修  2単位
【観光経営】 18-1-1150-4678-009A

1. 授業の概要(ねらい)

 日本の中小企業は、日本経済を支える最も活力ある経済主体です。この存在なくして、現在の日本経済の繁栄はなかったと言っても過言ではありません。
 また、世界で活躍する日本の中小企業は、国内の問題のみならず、幅広い国際政治経済情勢の理解も重要です。
 そこで、本演習Ⅰでは、国際政治経済情勢や日本経済の分析等を行いつつ、中小企業の諸問題について総合的な研究を行います。
 具体的には、様々な事例研究等を通じて、経済学、経営学をはじめ、これまで学んできた知識の確認を行い、学際的なアプローチで実践的な知識修得を目指します。
 なお、演習Ⅰでは、タブレットPC(受講生1人1台)、プロジェクター等を活用したアクティブ・ラーニングで演習を進めます。
 また、外部講師を招聘し、学生の理解深耕に努めます。

2.
授業の到達目標

 本演習では、プレゼンテーションを基に、ディベート、グループ・ディスカッション等を行い、単なる知識の修得ではなく、これまで学んできた経済学をはじめ、様々な知識の確認と活用を図ります。
 また、IT環境を積極的に活用し、受講生のITリテラシーの向上を図るとともに、受講生と教員や受講生間の積極的な討論等を通して、与えられた諸課題にどのように対処するのかといった問題解決能力のほか、発表等の機会を通じ、プレゼンテーション能力の獲得を目指します。
 更に、中小企業の海外戦略が重要性を増しているため、国際政治経済分析力の涵養にも努めます。
 なお、上記活動を通じて、社会人として必要な様々な一般教養を身につけます。

3.
成績評価の方法および基準

 授業への貢献度を50%、レポート課題を50%にて総合的に評価します。

4.
教科書・参考書

 特に指定教科書は用いません。
 学内のデーターベース(帝京大学OPAC、CiNii Articles、国立国会図書館サーチ、ジャパンナレッジLib、日経テレコン21、東洋経済デジタルコンテンツ・ライブラリー、eol企業情報DB、ProQuest、e-Stat、法情報総合DBなど)等を、常時、使用します。
 時に英文資料も参考に使用します。

5.
準備学修の内容

 日本を取り巻く世界のニュースに常に興味を持ち、新聞、インターネット等を通じて、経済関連を中心にその情報を取り入れる努力をして下さい。
 また、様々な情報を学内のデーターベース等で入手し読むようにして下さい。

6.
その他履修上の注意事項

 毎回出席し、積極的にプレゼンテーション、ディスカッション等に参加して下さい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション。
【第2回】
 日本における中小企業研究の動向について学び、報告、討論を行います。
【第3回】
 中小企業と環境変化(技術革新、情報化等)について学び、報告、討論を行います。
【第4回】
 中小企業のアカウンティングについて学び、報告、討論を行います。
【第5回】
 中小企業の抱える問題を分析するため、各種統計分析手法について学び、報告、討論を行います。
【第6回】
 中小企業と経済学について学び、報告、討論を行います。
【第7回】
 中小企業とファイナンスについて学び、報告、討論を行います。
【第8回】
 中小企業とマーケティングについて学び、報告、討論を行います。
【第9回】
 中小企業と国際化について学び、報告、討論を行います。
【第10回】
 世界経済と日本の中小企業の現状と問題点について学び、報告、討論を行います。
【第11回】
 米国政治経済と日本の中小企業の現状と問題点について学び、報告、討論を行います。
【第12回】
 欧州政治経済と日本の中小企業の現状と問題点について学び、報告、討論を行います。
【第13回】
 中国政治経済と日本の中小企業の現状と問題点について学び、報告、討論を行います。
【第14回】
 バングラデシュ政治経済と日本の中小企業の現状と問題点について学び、報告、討論を行います。
【第15回】
 総まとめ。