Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:MOF-301
国際金融論 I 玉置 知巳
選択  2単位
【観光経営】 18-1-1150-4903-035A

1. 授業の概要(ねらい)

 今日の私たちの世界では、ヒト、モノ、カネ、情報が自由に国境を超え、経済活動がますますグローバル化しています。このような今日の経済・社会は、「金融」の知識なくしては語ることができないだけでなく、「グローバル化」の視点なしには理解することは難しくなっています。それに伴って、国際金融を学ぶ意義も、ますます大きくなっているといえるでしょう。国際金融論I、IIで、国際金融の基礎を学んでいきましょう。
 国際金融論Iでは、「国際収支」、「為替レート」、「国際通貨制度」の3つのテーマを取り上げます。基礎理論とともに、日々の経済事象の中からテーマに関連する話題を提供し、授業の中で議論していきます。

2.
授業の到達目標

 国際金融の基礎の中で重要な項目である「国際収支」、「為替レート」、「国際通貨制度」の3つのテーマについて、基礎理論と具体的事象についての理解力を身に付けること。

3.
成績評価の方法および基準

 詳細は、履修状況を見て決めますが、授業への参加(出席及び議論への参画)と小レポート(50%)、期末試験の結果(50%)を総合的に勘案して、評価する予定です。

4.
教科書・参考書

 『新しい国際金融論:理論・歴史・現実』(勝悦子著、有斐閣)
 『国際金融の世界』(佐久間浩司著、日本経済新聞社)

5.
準備学修の内容

 前回の授業の復習・課題の準備を行うことで、次の授業に備えてください。

6.
その他履修上の注意事項

 日ごろから、国際金融に関連する報道などに関心をもって接するように心がけましょう。授業の中でも、経済紙誌等で見つけた国際金融に関する興味深い記事を紹介していきます。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 テーマ1:「国際収支」を学ぶ
①国際収支とは何か?
【第2回】
 テーマ1:「国際収支」を学ぶ
②国際収支とGDPの関係を見ていこう
【第3回】
 テーマ1:「国際収支」を学ぶ
③「フロー」と「ストック」の視点で国際収支を見てみよう
【第4回】
 テーマ1:「国際収支」を学ぶ
④貿易、海外旅行、海外労働者送金・・・・。さまざまな経済活動を「国際収支」の観点から見てみよう
【第5回】
 テーマ1:「国際収支」を学ぶ
⑤「国際収支」:学習のまとめ
【第6回】
 テーマ2:「為替レート」を学ぶ
①世界の様々な通貨を知ろう
【第7回】
 テーマ2:「為替レート」を学ぶ
②為替レートはどのように決まるのか? 「一物一価」の法則と購買力平価
【第8回】
 テーマ2:「為替レート」を学ぶ
③為替レートの日々の変動はなぜおこるのか?
【第9回】
 テーマ2:「為替レート」を学ぶ
④為替レートと国際収支
【第10回】
 テーマ2:「為替レート」を学ぶ
⑤「為替レート」:学習のまとめ
【第11回】
 テーマ3:「国際通貨制度」の歴史を学ぶ
①「金本位制」とそのメカニズム
【第12回】
 テーマ3:「国際通貨制度」の歴史を学ぶ
②第2次世界大戦後の国際通貨制度
【第13回】
 テーマ3:「国際通貨制度」の歴史を学ぶ
③変動相場制度と政策協調
【第14回】
 テーマ3:「国際通貨制度」の歴史を学ぶ
④「円」の通貨史
【第15回】
 テーマ3:「国際通貨制度」の歴史を学ぶ
⑤「国際通貨制度」:学習のまとめ