Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:ECP-104
国際経済入門 II 中西 俊裕
選択必修  2単位
【経済】 18-1-1150-4905-025A

1. 授業の概要(ねらい)

 この授業は、世界各国が抱えている経済面の問題、課題を多面的に取り上げ、理解を深めることを目的とします。世界経済は米国の金利引き上げ、中国の経済成長の行方など様々な要因によって左右されます。両国のほかインド、東南アジア諸国連合(ASEAN)、中東など主要諸国・地域の経済を動かすメカニズムを学ぶと同時に、統計資料の活用の方法や各国・地域と日本との関係について経済・政治・外交を含め多面的に考えていきます。

2.
授業の到達目標

 学んだ要素を組み合わせて、将来の国際経済の展開について自分なりの予測を立て、それをわかりやすく説明できるようになることを目標にします。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点(講義への出席、報告、議論への参加)で40%、期末テストで60%という比率に基づき評価する。

4.
教科書・参考書

 教科書は特に指定せずプリントを配布する。参考書は随時、演習中に紹介する。新聞・雑誌の国際面・経済面によく目を通すこと。

5.
準備学修の内容

 日ごろから新聞、雑誌などのニュースなどをよく読み予習、復習に努めること。

6.
その他履修上の注意事項

出席は最低でも6割必要。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション(講義の進め方と、国際情勢の見方について)
【第2回】
 統計資料と国際経済(信頼できるデータとは、国民経済計算の基本的知識、ウェブサイト活用方法)
【第3回】
 国際金融と日本 米国の金利引き上げが日本や新興国経済に与える影響
【第4回】
 世界貿易と日本 米国の政策変化と日本への影響
【第5回】
 原油市場と日本 エネルギー安全保障と産油国との関係
【第6回】
 再生可能エネルギーと日本 普及度の国際比較
【第7回】
 天然ガス市場と日本 対アジア戦略を中心に
【第8回】
 多面的に見る経済関係(1)米国と日本
【第9回】
 多面的にみる経済関係(2)中国と日本
【第10回】
 多面的にみる経済関係(3)欧州と日本
【第11回】
 多面的にみる経済関係(4)東南アジアと日本
【第12回】
 多面的にみる経済関係(5)ロシアと日本
【第13回】
 多面的にみる経済関係(6)中東と日本
【第14回】
 総論 TPP, RCEPなど地域連携の展望を交えて
【第15回】
 まとめとテスト