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授業の概要(ねらい) |
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会社法Ⅱでは、機関と組織再編を取り扱う。できれば、参考文献②の新書を読んでおくことをオススメしたい!ここで説明されるエージェンシー問題というものを知っておくと、より理解が進むように思う(従来、私の講義ではこの点も解説しているので、今年も継続しようとは思う。)。会社法Ⅱのテーマをざっくり言うと、株主総会の運営、取締役の責任論、M&Aだろうか。いずれも、ニュースで目にするようなものである。 例えるなら、法律は、包丁である。そして、私達は、その包丁の製造経緯(立法過程・立法理由)を学んだり、包丁の使い方(適用要件)を学んだりする。そして、授業では、その包丁を使った結果どんな仕上がりになるかということが事例(判例や仮想事例)で示される。最終的には、自分で食材を見つけたときに、その包丁を使いこなすことができるようになっている。これが、一つの到達目標である。会社法の食材は、世に溢れている。しかし、会社法を学んでいなければ、それがこの会社法という包丁で調理できる食材かどうかもわからない。 本講義では、食材の情報はできるだけ提供したいと思うけれども、時間の都合上、包丁の説明がメインとならざるを得ない。1年の本講義を経て、包丁の使い方を知ってもらいたい。包丁の使い方だけを知っても、おいしい料理は食べられない。したがって、自習が求められることとなるが、これはTVや新聞でも可能である。ぜひ、会社が自己のホームページで公開している情報にも触れ、生の食材に触れてほしい。もっと深めたいと思う方は、3年次以降に開講される法律学演習で学んでもらいたい。
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授業の到達目標 |
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①会社法におけるある程度の応用的な知識を有し、様々な法現象やその問題点を理解することができる。 ②取締役が株主の利益に沿って行動するよう動機付ける仕組みについて関心をもつ。 ③組織再編はどのような目的で行われるのか、会社関係者(株主、債権者、労働者等)にどのような影響が及びうるのか、法はどのように対処しているのかを説明できる。
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成績評価の方法および基準 |
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学期末の筆記試験で評価する(100%)。①基礎的な事項を理解しているか、②何が問題なのかがわかっているか、③根拠を挙げて結論を導けているか、④文章の奇麗さ、等で評価する。
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教科書・参考書 |
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【教科書】神田秀樹『会社法』(弘文堂、第20版、2018年) 【参考文献】①山下友信=神田秀樹(編)『商法判例集』(有斐閣、第7版、2017年)、②花崎正晴『コーポレート・ガバナンス』(岩波書店、2014年)、③砂川伸幸『コーポレートファイナンス入門』(日本経済新聞出版社、第2版、2017年)、④中野誠『戦略的コーポレートファイナンス』(日本経済新聞出版社、2016年)
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準備学修の内容 |
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参考文献②③④は、経済学部会社法の教科書として指定している新書・文庫である。
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その他履修上の注意事項 |
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第1回の授業から教科書・六法が必要。過去の資料は配布しない。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | 第6節 機関 1・2 | 【第2回】 | 第6節 機関 2 | 【第3回】 | 第6節 機関 3 | 【第4回】 | 第6節 機関 4・5・6・7 | 【第5回】 | 第6節 機関 8・9・10 | 【第6回】 | 第6節 機関 11 | 【第7回】 | 第6節 機関 12 | 【第8回】 | 第7節 計算 | 【第9回】 | 第8節 定款の変更 第9節 解散・清算 | 【第10回】 | 第4章 持分会社 | 【第11回】 | 第5章 社債 | 【第12回】 | 第6章 組織再編 1 | 【第13回】 | 第6章 組織再編 2 | 【第14回】 | 第6章 組織再編 3・4・5 | 【第15回】 | まとめ |
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