Web Syllabus(講義概要)

　本授業では、危機管理論としてアメリカの安全保障政策について学びます。
　世界のリーダー国であるアメリカは、長年にわたりさまざまな安全保障上の問題に対応し、東アジア地域をはじめとする国際社会に多大な影響を及ぼしてきました。無論、すべての問題において効果的に対処したとは言い難く、イラク戦争に象徴されるように、開戦理由や戦後統治をめぐってアメリカ国内だけでなく世界中から激しく非難されたケースもあります。また、シリア内戦への対応をめぐっては、アメリカのリーダーシップの乏しさが批判されました。
　本授業では、G.W.ブッシュ政権以降の主な安全保障上の問題を取り上げ、それぞれのケースでいかにアメリカ政府が対応したかを集中的に学習したいと思います。

　①「危機管理」というテーマを通じて政治や社会の動きについて関心をもつことができるようになります。
　②国際情勢をはじめとする時事問題への理解が深まります。

　期末試験と平常点に基づき評価します。それぞれの割合は、期末試験：80％、平常点：20％です。授業態度が悪い場合は欠席扱いとすることもありますので注意してください。

　教科書は特に指定しませんが、授業中に参考文献を紹介します。また、参考資料も適宜配布する予定です。

　①テレビ、新聞、雑誌、インターネットなどで、日頃から政治や社会の動きを知るよう努めてください。
　②英語のメディアにも挑戦してください。

　①質問は大歓迎です。疑問点、わからない点などがあれば授業後に聞いてください。
　②授業の進行の妨げとなりますので、授業中の私語や途中退席等は謹んで下さい。