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授業の概要(ねらい) |
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西洋の政治を学ぶ意味とは何か?第一に、西洋の政治史を学ぶことは、西洋が長らく世界の中心であったことから、世界とは何かを知るてがかりとなる。また西洋が世界の中心であったことから、日本にとっても、西洋の政治は長らくモデルとなってきた。西洋は日本に大きな影響を及ぼす存在であったのである。その意味で、西洋政治史の概観をつかむことには意義がある。 具体的には、第一次世界大戦後のから現在にいたるまでの政治史を、近代ヨーロッパを中心に概観する。その際、アメリカやロシアも対象に含める。
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2. |
授業の到達目標 |
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以下の二つのサブ目標をかかげる。 1.西洋政治史の重要な出来事の経緯を説明できる。 2.西洋政治史の流れを日本政治史との関連で理解する。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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平常点:30% 定期試験の成績:70%
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4. |
教科書・参考書 |
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教科書:特になし。 参考書:講義中に適宜指示する。
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5. |
準備学修の内容 |
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予習・復習をして臨むこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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春期の授業〔政治史I(西洋)〕と内容的に連続しているため、その授業の履修が望ましい。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション(講義の趣旨、前期の復習、今後の進め方などについて) | 【第2回】 | 近代、現代世界の萌芽 ①第一次世界大戦の勃発 | 【第3回】 | 同上、 ②総力戦体制とロシア革命 | 【第4回】 | 同上、 ③第一次世界大戦の終結とヴェルサイユ体制 | 【第5回】 | 同上、 ④世界恐慌とナチスの台頭 | 【第6回】 | 近代、第二次世界大戦と冷戦 ①第二次世界大戦 | 【第7回】 | 同上、 ②冷戦の開始とヨーロッパの分断 | 【第8回】 | 同上、 ③1960年代のヨーロッパ | 【第9回】 | 同上、 ④1970年代、緊張緩和と石油危機 | 【第10回】 | 同上、 ⑤新冷戦から冷戦の終結へ | 【第11回】 | 近代、冷戦後の西洋 ①東欧革命と民主化の波 | 【第12回】 | 同上、 ②ヨーロッパ統合の深化・拡大と危機 | 【第13回】 | 同上、 ③NATOの変容 | 【第14回】 | 同上、 ④冷戦後の米欧関係 | 【第15回】 | まとめとテスト |
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