Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:POL-306
政治史B 黒田 友哉
選択  2単位
【法学】 18-1-1220-4666-016A

1. 授業の概要(ねらい)

 西洋の政治を学ぶ意味とは何か?第一に、西洋の政治史を学ぶことは、西洋が長らく世界の中心であったことから、世界とは何かを知るてがかりとなる。また西洋が世界の中心であったことから、日本にとっても、西洋の政治は長らくモデルとなってきた。西洋は日本に大きな影響を及ぼす存在であったのである。その意味で、西洋政治史の概観をつかむことには意義がある。
 具体的には、第一次世界大戦後のから現在にいたるまでの政治史を、近代ヨーロッパを中心に概観する。その際、アメリカやロシアも対象に含める。

2.
授業の到達目標

 以下の二つのサブ目標をかかげる。
 1.西洋政治史の重要な出来事の経緯を説明できる。
 2.西洋政治史の流れを日本政治史との関連で理解する。

3.
成績評価の方法および基準

 平常点:30%
 定期試験の成績:70%

4.
教科書・参考書

 教科書:特になし。
 参考書:講義中に適宜指示する。

5.
準備学修の内容

 予習・復習をして臨むこと。

6.
その他履修上の注意事項

 春期の授業〔政治史I(西洋)〕と内容的に連続しているため、その授業の履修が望ましい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション(講義の趣旨、前期の復習、今後の進め方などについて)
【第2回】
 近代、現代世界の萌芽 ①第一次世界大戦の勃発
【第3回】
  同上、       ②総力戦体制とロシア革命
【第4回】
  同上、       ③第一次世界大戦の終結とヴェルサイユ体制
【第5回】
  同上、       ④世界恐慌とナチスの台頭
【第6回】
 近代、第二次世界大戦と冷戦 ①第二次世界大戦
【第7回】
  同上、          ②冷戦の開始とヨーロッパの分断
【第8回】
  同上、          ③1960年代のヨーロッパ
【第9回】
  同上、          ④1970年代、緊張緩和と石油危機
【第10回】
  同上、          ⑤新冷戦から冷戦の終結へ
【第11回】
 近代、冷戦後の西洋     ①東欧革命と民主化の波
【第12回】
  同上、          ②ヨーロッパ統合の深化・拡大と危機
【第13回】
  同上、          ③NATOの変容
【第14回】
  同上、          ④冷戦後の米欧関係
【第15回】
 まとめとテスト