Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SSE-102
危機管理論 II 山口 航
選択  2単位
【スポーツ医療】 18-1-1220-4667-024A

1. 授業の概要(ねらい)

 この講義では、テロや災害などの危機管理について考えていきます。授業の前半に危機管理に関連する時事問題を広く解説し、後半に過去の事例を深く学んでいきます。危機はどのように起き、おさまったのでしょうか?あるいは、危機はどのように防がれたのでしょうか。リアルタイムの事例も考察しつつ、危機管理の基本的な考え方を幅広く学んでいきます。理解を深めるために視聴覚教材も使います。

2.
授業の到達目標

 1)危機管理の基本的な知識を得る。
 2)危機管理の事例を多角的に分析することができるようになる。
 3)危機管理の諸問題をより深く理解することができるようになる。

3.
成績評価の方法および基準

 1)平常点30%(毎回コメントを書いてもらいます。白紙や一言のコメント、遅刻者は採点対象外です)
 2)ブック・レポート20%(教科書『日本外交の論点』の第14~26章のいずれか1章を読み、内容の要約をした上で自由に論じてください。2000字程度。パソコンで作成しA4用紙に印刷したものに表紙をつけて提出すること。選んだ章のタイトルを明記すること。締め切りは追って指示します)
 3)期末試験 50%(教科書・ノートなど持ち込み不可)

4.
教科書・参考書

 佐藤史郎・川名晋史・上野友也・齊藤孝祐編『日本外交の論点』法律文化社、2018年
 参考文献は、五百旗頭真『大災害の時代――未来の国難に備えて』毎日新聞出版、2016年など。適宜授業中にも紹介します。

5.
準備学修の内容

 教科書の該当箇所を読んでください。
 より深く学びたい人は、参考文献も読んでください。
 継続してニュースに接する習慣を身につけてください。

6.
その他履修上の注意事項

 ノートをしっかり取ってください。危機管理論Iもあわせて受講すると理解が深まると思います。
 リアルタイムの危機管理の事例も解説していくため、授業の計画の変更もあり得ます。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 テロリズムをめぐる危機管理
【第3回】
 米国同時多発テロ事件の経緯
【第4回】
 米国同時多発テロ事件の分析
【第5回】
 関東大震災の経緯・分析
【第6回】
 阪神・淡路大震災の経緯
【第7回】
 阪神・淡路大震災の分析
【第8回】
 東日本大震災の経緯
【第9回】
 東日本大震災の分析
【第10回】
 緊急援助をめぐる危機管理
【第11回】
 難民・国内避難民をめぐる危機管理
【第12回】
 地球環境をめぐる危機管理
【第13回】
 国際犯罪をめぐる危機管理
【第14回】
 資源・エネルギーをめぐる危機管理
【第15回】
 まとめ