1. |
授業の概要(ねらい) |
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本演習では、春学期に検討したテーマ・領域について以下に示す事柄を扱いながら理解を深める。 社会教育施設において実際に展開している就労支援にはいかなる意義と課題があるのか、人々のキャリア形成にとって教育、職業、福祉の各活動はどのように絡んでくるのか、関連する文献の輪読や実践に携わる方の招聘によるゲスト講義、可能であれば関連施設の訪問を踏まえて把握をしていく。 また、受講生が関心を寄せる領域を対象にした研究を進めていくために必要となる問いの吟味を行い、受講生相互の議論によって各自の研究の基盤を作っていくことにも力を注ぐ。
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2. |
授業の到達目標 |
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・研究対象について適切に論じることができるようになる。 ・受講生相互の議論を通じて、各々が研究したい領域が抱える課題を探ることができる。 ・教育と社会を取り巻く課題を文献の内容や当事者の語りを踏まえて適切に理解できるようになる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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演習への参加状況(30%)、発表内容(40%)、発表に関連した課題への取り組み(30%)
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4. |
教科書・参考書 |
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受講生が発表する内容に関連する文献・資料は、演習内で適宜紹介する。
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5. |
準備学修の内容 |
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演習で扱う文献に予め目を通し内容の把握と議論すべきテーマを考えたうえで出席すること。また、各自が発表する内容について、春学期の報告内容の確認を踏まえて、事前に準備をしたうえで演習に臨むこと。
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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準備学修の内容を踏まえて演習に出席することはもちろん、積極的に議論に参加すること。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション | 【第2回】 | 規範から導き出される問いとは | 【第3回】 | 実態把握から導き出される問いとは | 【第4回】 | 社会教育施設と就労支援――文献の選定を踏まえて | 【第5回】 | 文献輪読(1)社会教育における就労の位置づけ | 【第6回】 | 文献輪読(2)生涯学習と「働く」ことの関連性 | 【第7回】 | 社会教育施設スタッフによるゲスト講義とディスカッション | 【第8回】 | 履修生発表(1)発表内容の検討と討論 | 【第9回】 | 履修生発表(2)発表内容の検討と討論 | 【第10回】 | キャリア形成と教育・職業・福祉――文献の選定を踏まえて | 【第11回】 | 文献輪読(3)キャリア教育論の分析 | 【第12回】 | ゲスト講師講演あるいは関連施設訪問 | 【第13回】 | 履修生発表(3)発表内容の検討と議論 | 【第14回】 | 履修生発表(4)発表内容の検討と議論 | 【第15回】 | 総括討論を踏まえたまとめ |
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