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授業の概要(ねらい) |
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本演習は、体育・スポーツを主たる対象とし、その現在的課題について学術的に向き合うことを目指しています。体育・スポーツは、人間に不可欠な文化である一方、その概念は現在、多様化・肥大化しており、重要性のみならず多くの課題もまた指摘されています。そこで、スポーツに関わる人にあっては、それらの事象に対して冷静に調査・分析し、客観的に議論できる力が求められます。よって本演習では、体育・スポーツ科学の動向について解説すると共に、体育・スポーツ科学の研究方法について紹介していきます。そして、議論を通して各種テーマへの思考を深めていきます。
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2. |
授業の到達目標 |
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・体育・スポーツ科学の特徴とその研究方法について、説明することができる。 ・体育・スポーツの諸事象に対して、自ら問いを立てることができる。 ・学術的な方法に基づき、自らの考えを述べることができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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・授業への取り組み(発表、調査、議論への参加等)(40%) ・期末レポート(60%)
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教科書・参考書 |
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テキスト:使用しません。適宜、資料を配布します。 参考文献:髙橋徹編『はじめて学ぶ体育・スポーツ哲学』みらい、友添秀則・岡出美則編著『教養としての体育原理:現代の体育・スポーツを考えるために』大修館書店、久保正秋『体育・スポーツの哲学的見方』東海大学出版会、大橋道雄・服部豊示・阿部悟郎『体育哲学原論:体育・スポーツの理解に向けて』不昧堂出版、佐藤臣彦『身体教育を哲学する』。その他、適宜授業内で紹介します。
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準備学修の内容 |
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・日頃から体育・スポーツに関する情報収集に努めてください。 ・読書を習慣化し、主体的に関連文献を読んでおいてください。 ・発表時には、資料を作成してください。
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その他履修上の注意事項 |
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・次世代のスポーツ文化を担う人材として、自覚と責任、情熱を持って、真摯に学修して下さい。
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション(授業の進め方、評価方法等について) | 【第2回】 | 体育・スポーツ科学の動向 | 【第3回】 | 体育・スポーツ科学と教育学 | 【第4回】 | 身近な話題から体育・スポーツについて考察する | 【第5回】 | 体育・スポーツの現状から問いを立てる | 【第6回】 | 体育・スポーツ科学に関する調査・研究方法 | 【第7回】 | ディスカッション①―問いを深める― | 【第8回】 | ディスカッション②―論理性を意識して― | 【第9回】 | ディスカッション③―先行研究を中心に―、中間のまとめと振り返り | 【第10回】 | ディスカッション④―研究領域について考察する― | 【第11回】 | ディスカッション⑤―各自の研究計画を中心に― | 【第12回】 | ディスカッション⑥―研究計画に基づく報告・発表― | 【第13回】 | 学術的な文章の書き方、文献リストの作成方法 | 【第14回】 | 期末レポートの作成 | 【第15回】 | 期末レポートの修正と振り返り、授業のまとめ |
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