Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:THE-402
卒業研究 II 中澤 雄飛
必修  4単位
【初等教育】 18-1-1334-4153-014A

1. 授業の概要(ねらい)

 本演習では、体育・スポーツを主たる対象とし、人文科学の観点から諸問題にアプローチしていきます。特に、体育・スポーツ哲学の研究方法に則り、体育・スポーツ実践の問題と向き合っていきます。体育・スポーツ実践の場で起こる多様な問題に着目すると共に、それらを論理的に考察する方法を説明していきます。

2.
授業の到達目標

 ・体育・スポーツの諸事象に対して、自ら問いを立てることができる。
 ・体育・スポーツ哲学領域における研究方法を用いることができる。
 ・学術的な方法に基づき、自らの考えを発表・執筆することができる。

3.
成績評価の方法および基準

 ・授業への取り組み(発表、調査、議論への参加等)(40%)
 ・期末レポート(60%)

4.
教科書・参考書

 テキスト:使用しません。適宜、資料を配布します。
 参考文献:髙橋徹編『はじめて学ぶ体育・スポーツ哲学』みらい、友添秀則・岡出美則編著『教養としての体育原理:現代の体育・スポーツを考えるために』大修館書店、久保正秋『体育・スポーツの哲学的見方』東海大学出版会、大橋道雄・服部豊示・阿部悟郎『体育哲学原論:体育・スポーツの理解に向けて』不昧堂出版、佐藤臣彦『身体教育を哲学する』北樹出版。その他、適宜授業内で紹介します。

5.
準備学修の内容

 ・日頃から体育・スポーツに関する情報収集に努めてください。
 ・読書を習慣化し、主体的に関連文献を読んでおいてください。
 ・発表時には、資料を作成してください。

6.
その他履修上の注意事項

 ・スポーツ文化を担う人材として、自覚と責任、情熱を持って、主体的に活動して下さい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション(授業の進め方、評価方法等について)
【第2回】
 体育・スポーツを哲学すること
【第3回】
 体育・スポーツの実践から思想すること
【第4回】
 ディスカッション①―体育の諸問題を中心に―
【第5回】
 ディスカッション②―スポーツの諸問題を中心に―
【第6回】
 ディスカッション③―身体論という観点―
【第7回】
 ディスカッション④―身体運動の人間学的意味について考える―
【第8回】
 プレゼンテーションとディスカッション①ー問題提起に着目してー
【第9回】
 プレゼンテーションとディスカッション②ー問題の妥当性に着目してー
【第10回】
 プレゼンテーションとディスカッション③ー研究の方法に着目してー
【第11回】
 プレゼンテーションとディスカッション④―仮説の検証に着目して―
【第12回】
 プレゼンテーションとディスカッション⑤―論拠と論理性に着目して―
【第13回】
 期末レポートの作成①-章構成と先行研究の検討-
【第14回】
 期末レポートの作成②-研究目的と論理展開の検討-
【第15回】
 期末レポートの修正と振り返り、授業のまとめ