Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:SEM-301
教育学演習 I 中澤 雄飛
必修  2単位
【こども教育】 18-1-1334-4153-015A

1. 授業の概要(ねらい)

 本演習は、体育・スポーツを主たる対象とし、その現在的課題について学術的に向き合うことを目指しています。体育・スポーツは、人間に不可欠な文化である一方、その概念は現在、多様化・肥大化しており、重要性のみならず多くの課題もまた指摘されています。そこで、スポーツに関わる人にあっては、それらの事象に対して冷静に調査・分析し、客観的に議論できる力が求められます。よって本演習では、体育・スポーツ科学の動向について解説すると共に、体育・スポーツ科学の研究方法について紹介していきます。そして、議論を通して各種テーマへの思考を深めていきます。

2.
授業の到達目標

 ・体育・スポーツ科学の特徴とその研究方法について、説明することができる。
 ・体育・スポーツの諸事象に対して、自ら問いを立てることができる。
 ・学術的な方法に基づき、自らの考えを述べることができる。

3.
成績評価の方法および基準

 ・授業への取り組み(発表、調査、議論への参加等)(40%)
 ・期末レポート(60%)

4.
教科書・参考書

 テキスト:使用しません。適宜、資料を配布します。
 参考文献:髙橋徹編『はじめて学ぶ体育・スポーツ哲学』みらい、友添秀則・岡出美則編著『教養としての体育原理:現代の体育・スポーツを考えるために』大修館書店、久保正秋『体育・スポーツの哲学的見方』東海大学出版会、大橋道雄・服部豊示・阿部悟郎『体育哲学原論:体育・スポーツの理解に向けて』不昧堂出版、佐藤臣彦『身体教育を哲学する』。その他、適宜授業内で紹介します。

5.
準備学修の内容

 ・日頃から体育・スポーツに関する情報収集に努めてください。
 ・読書を習慣化し、主体的に関連文献を読んでおいてください。
 ・発表時には、資料を作成してください。

6.
その他履修上の注意事項

 ・次世代のスポーツ文化を担う人材として、自覚と責任、情熱を持って、真摯に学修して下さい。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 オリエンテーション(授業の進め方、評価方法等について)
【第2回】
 体育・スポーツ科学の動向
【第3回】
 体育・スポーツ科学と教育学
【第4回】
 身近な話題から体育・スポーツについて考察する
【第5回】
 体育・スポーツの現状から問いを立てる
【第6回】
 体育・スポーツ科学に関する調査・研究方法
【第7回】
 ディスカッション①―問いを深める―
【第8回】
 ディスカッション②―論理性を意識して―
【第9回】
 ディスカッション③―先行研究を中心に―、中間のまとめと振り返り
【第10回】
 ディスカッション④―研究領域について考察する―
【第11回】
 ディスカッション⑤―各自の研究計画を中心に―
【第12回】
 ディスカッション⑥―研究計画に基づく報告・発表―
【第13回】
 学術的な文章の書き方、文献リストの作成方法
【第14回】
 期末レポートの作成
【第15回】
 期末レポートの修正と振り返り、授業のまとめ