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授業の概要(ねらい) |
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本授業は、後期の社会科・公民科教育法Ⅱを受講するための前提となる科目である。 社会科・公民科教育法Ⅰでは、4年次の教育実習における中学校社会科(地理分野・歴史分野・公民分野)および高等学校公民科(現代社会・倫理・政治経済)の授業を担当する知識や授業方法を習得することを目的とする。
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2. |
授業の到達目標 |
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1)社会科の成立背景や社会科の目指す目標などの理解。 2)中学社会科・高校公民科の授業を組み立てることに必要な知識や教育方法の習得。 3)公民科の授業に求められる政治教育における中立性への理解。 4)欧米諸国の社会科(政治教育や歴史教育)の理解。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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1)毎回出席することを前提とするので、原則的に出欠を評価対象としない。 【必要とあれば欠席者向け課題を課す。課題未提出者の単位修得は認めない。】 2)地理・歴史・公民の各分野に関する小テスト(3~5回) 3)課題図書を読み、レポートの作成(3~4回) 4)関心のある新聞記事を題材にしたレポートの作成(5回) 5)最終授業で授業内テスト(持ち込み不可)
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4. |
教科書・参考書 |
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文部科学省『中学校学習指導要領解説 社会編』、同『高等学校学習指導要領解説 公民編』 中学校社会科教科書(公民的分野)、高等学校公民科教科書(現代社会) (※詳細は、授業時に説明する。)
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準備学修の内容 |
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1)新聞や書籍を読むようにして、活字に触れる時間を多く持つこと。 2)様々な社会問題に興味・関心を持つこと。 3)社会科の教授に必要な基礎知識の習得に勤めること。 4)授業運営で欠かせない、教育方法について様々なイメージを持つようにすること。
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その他履修上の注意事項 |
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1)第1回オリエンテーションには、必ず出席すること。 2)理由なく欠席した学生は、その時点で本授業を受ける資格を失うので注意すること。 (諸事情で出席できないことが事前にわかっている場合には、担当教員に伝えること。) 3)「3.成績評価の方法および基準」の内容を理解し、この授業で求められる学習内容をしっかりと確認すること。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション(確認テストを実施) | 【第2回】 | 社会科(social studies)の歴史 | 【第3回】 | 学習指導要領における社会科の目標 | 【第4回】 | 政治的中立性を考える(中学公民分野の授業実践を通して) | 【第5回】 | 教育方法を考える(中学歴史分野の授業例を通して) | 【第6回】 | 中学社会地理分野の授業構成について | 【第7回】 | 中学社会歴史分野の授業構成について | 【第8回】 | 中学社会公民分野の授業構成について | 【第9回】 | 高等学校現代社会の授業構成について | 【第10回】 | 高等学校政治・経済の授業構成について | 【第11回】 | 高等学校倫理の授業構成について | 【第12回】 | ドイツの歴史認識について(ドイツ・フランス共通歴史教科書を通して) | 【第13回】 | 教科書研究とその動向 | 【第14回】 | 授業づくりの検討(学習指導案作成に向けて) | 【第15回】 | まとめ(授業内テスト) |
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