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授業の概要(ねらい) |
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受験勉強を終えたばかりの一年生諸君に必要なのは、第一に歴史を人類史的な視野でとらえることであり、第二に歴史上の文書をじかに読んで、生の史料に触れることである。細かな知識はネットでいくらでも手に入る。大事なのは、個々の知識を総合して、自分なりの歴史像や世界観を作るということだ。そのための考え方、方法を提示して、思考力を伸ばすことがこの授業の最大の目標となる。 後期の授業では、近代から現代までの約500年間を対象とし、資本主義、近代国家、20世紀の戦争と平和、核兵器と原発といった根本問題を大きな視野でとらえていく。その際、過去の事象と現代とがどのようにつながっているのかを考察の中心に据える。それと同時に、近現代史の基本的な史料の抜粋をじかに読み、一字一句を丁寧に検討する。この両方の作業を通して、受験で覚えこんできた歴史像を作り直していきたい。 以上を通じて、過去を学ぶことは未来を生きるためにあることを理解してもらいたい。
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2. |
授業の到達目標 |
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主題となった基本概念について、自分なりの表現で解説できること 過去の事象と現代とのつながりを長い視野で理解し、説明できること
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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2回のミニレポート(25%×2)および期末試験(50%)による ミニレポートは答案の書き方練習でもあるので、添削して返却し、できの悪い答案は何度でも書き直しを命じる
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4. |
教科書・参考書 |
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特定のテキストは使用せず、毎回史料のプリントを配布する 参考文献はそのつど紹介する
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準備学修の内容 |
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授業終了後にプリントとノートの内容を読み直しておくこと
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6. |
その他履修上の注意事項 |
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毎回の授業で小さな課題を出して答案用紙に書いてもらい、その提出をもって出席を認定する ぼんやり座っている暇はないので、そのつもりで
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各回の授業内容 |
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【第1回】 | オリエンテーション 夏休み中のウズベキスタン調査旅行の報告 | 【第2回】 | 宗教改革と情報革命 | 【第3回】 | 新大陸の征服と世界の一体化 | 【第4回】 | 市民革命と近代立憲主義 | 【第5回】 | 国民国家の成立と発展 | 【第6回】 | 資本主義と世界システム | 【第7回】 | マルクス「資本論」を読む | 【第8回】 | 帝国主義と第一次世界大戦 | 【第9回】 | ジェンダー視点で見直す近代史 | 【第10回】 | 戦間期と第二次世界大戦 | 【第11回】 | ナチスとファシズム体制 | 【第12回】 | 反ユダヤ主義とジェノサイド | 【第13回】 | 原爆投下の政治学 | 【第14回】 | 原発災害とエネルギーの未来 | 【第15回】 | 現代の戦争と平和:核抑止力論批判 |
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