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授業の概要(ねらい) |
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地理学では、地図の判読・景観観察・統計の分析・作図などの作業を行いながら論文を作成していきます。みなさんの中に、これらの作業の経験者はほとんどおられないと思います。この講義では、地図・統計類の種類と入手方法、そして地図の判読・景観観察・統計類の分析・作図の方法についてわかりやすく説明をしていきます。また講義中に上記の作業を経験し、論文の執筆に不可欠な技術・能力を実践的に身につけていきます。
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2. |
授業の到達目標 |
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・地図や統計類の種類・入手方法を理解し、これらについて説明できる。 ・景観観察と土地利用調査の方法を理解し、これらについて説明できる。 ・地図を判読して地域の特徴や歴史的な変化を把握し、これらについて説明できる。 ・統計資料を解釈し、グラフや地図を作成することができる。
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3. |
成績評価の方法および基準 |
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レポート(60%)と発表内容(40%)をもとに、総合的に評価をします。
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4. |
教科書・参考書 |
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・テキスト:野間晴雄・香川貴志・土平 博・河角龍典・小原丈明編著『ジオ・パルNEO 地理学・地域調査便利帳』青海社、2017年。
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準備学修の内容 |
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・講義の前後にテキストで予習・復習をして下さい。 ・地理学とその隣接分野の書籍を読み、知識の獲得に励んで下さい。
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その他履修上の注意事項 |
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・「地理学実習Ⅱ」とあわせて通年で受講することを望みます。 ・この科目で学んだことをふまえて卒業論文を作成します。この科目が卒業論文の質を左右するものであることを意識して出席して下さい。 ・毎回、リアクションペパーを配布します。これに質問・意見・要望などを自由に書いて提出をして下さい(記載内容で減点することはありません)。 ・出席回数が少ない、レポートが未提出である、発表時に無断で欠席をしたなどの場合は、成績評価の対象とはしません。やむを得ない事情がある場合は、ご相談下さい。 ・発表時にパワーポイントを使用して下さい。これを機に、パソコン関連の知識と技術を磨いて下さい(使用方法は第1~2回目で学びますので、ご安心ください)。 ・実習に参加している他の学生と積極的にコミュニケーションをとってください。
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7. |
各回の授業内容 |
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【第1回】 | ガイダンス、受講上の諸注意、作業グループをつくる(自己紹介・連絡網の作成) | 【第2回】 | 地図の種類と入手方法―古い地図から最新の地図まで― | 【第3回】 | 様々な地図を判読しよう①作業内容と分析方法の確認 | 【第4回】 | 様々な地図を判読しよう②明治・大正期の八王子の地形図 | 【第5回】 | 様々な地図を判読しよう③昭和初期の地形図 | 【第6回】 | 様々な地図を判読しよう④昭和初期の八王子の商業地図 | 【第7回】 | 様々な地図を判読しよう⑤昭和60年代の八王子の住宅地図―土地利用を把握する― | 【第8回】 | 様々な地図を判読しよう⑥現代の八王子の住宅地図―土地利用を把握する― | 【第9回】 | 様々な地図を判読しよう⑦発表(1回目) | 【第10回】 | 様々な地図を判読しよう⑧発表(2回目) | 【第11回】 | 統計の種類と入手方法について学ぼう | 【第12回】 | 統計資料を分析しよう①統計資料を手がかりにグラフをつくる | 【第13回】 | 統計資料を分析しよう②統計資料を手がかりに地図をつくる | 【第14回】 | 統計資料を分析しよう③発表(1回目) | 【第15回】 | 統計資料を分析しよう④発表(2回目) |
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