Web Syllabus(講義概要)

　日本美術史において、１つの大きな流れを形成した「狩野派」をとりあげる。授業では、毎回、狩野派の画家や作品に関する重要な論文や、最新の研究などを詳しく解説し、受講生が美術史の様々な研究方法について知ることを目的とする。さらに、狩野派の特質や、それを受容した主に上層階級の人々の美意識や歴史的背景についても考察したい。こうした諸知識をふまえて、受講生に狩野派の作品の読み方を伝えたい。

　受講生が、絵画資料の多角的な研究方法について知ること。絵画資料のディスクリプション（作品を言葉で描写すること）ができるようになること。

　学期末試験60％と平常点（リアクションペーパーの質）40％をもとに評価する。

　授業ごとに紹介する。

　積極的に美術館、博物館に行き、実物をよく観察すること。 必要な論文を入手すること。

　授業ではほぼ毎回リアクションペーパーを配り、理解度や興味を確認します。