Web Syllabus(講義概要)

平成30年度

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科目ナンバリング:FAH-204
美術史・文化遺産特殊講義2A- II 鎌田 純子
選択  2単位
【史】 18-1-1340-4213-012A

1. 授業の概要(ねらい)

 江戸の浮世絵をとりあげる。授業では、毎回、当該期の人気浮世絵師や作品に関する重要な論文、最新の研究などを詳しく解説し、受講生が美術史の様々な研究方法について知ることを目的とする。さらに、浮世絵技術の特質や、それを生み出した歴史的背景、受容者の美意識について考察する。こうした諸知識をふまえて、受講生に浮世絵の読み方を伝えたい。

2.
授業の到達目標

 受講生が、絵画資料の多角的な研究方法について知ること。絵画資料のディスクリプション(作品を言葉で描写すること)ができるようになること。

3.
成績評価の方法および基準

 学期末試験60%と平常点(リアクションペーパーの質)40%をもとに評価する。

4.
教科書・参考書

 授業ごとに紹介する。

5.
準備学修の内容

 積極的に美術館、博物館に行き、実物をよく観察すること。 必要な論文を入手すること。

6.
その他履修上の注意事項

 授業ではほぼ毎回リアクションペーパーを配り、理解度や興味を確認します。

7.
各回の授業内容
【第1回】
 授業の内容と進め方の説明
【第2回】
 浮世絵を生み出した歴史的背景
【第3回】
 近世初期風俗画
【第4回】
 江戸時代前期の浮世絵①
【第5回】
 江戸時代前期の浮世絵②
【第6回】
 江戸時代中期の浮世絵①
【第7回】
 江戸時代中期の浮世絵②
【第8回】
 春画
【第9回】
 江戸時代後期の浮世絵①
【第10回】
 江戸時代後期の浮世絵②
【第11回】
 江戸時代後期の浮世絵③
【第12回】
 江戸時代後期の浮世絵④
【第13回】
 浮世絵が西洋美術に与えた影響①
【第14回】
 浮世絵が西洋美術に与えた影響②
【第15回】
 まとめと試験