| 1. |
授業の概要(ねらい) |
|
トニー・ジャット『ヨーロッパ戦後史』を読む。ジャットはヨーロッパ現代史を代表する歴史家であり、この本は世界中で広く読まれる彼の代表作である。この本の特徴は、政治や経済だけではなく、文学や映画といった多彩なテーマを扱っていることで、いわば戦後ヨーロッパについての百科事典である。受講者はこの本から何らかの関心のあるテーマを見つけ、今後の専門的な学修の出発点にしてほしい。
|
| 2. |
授業の到達目標 |
|
①発表、質疑応答といったコミュニケーション能力が身につく ②ヨーロッパ現代史の基礎知識がわかる
|
| 3. |
成績評価の方法および基準 |
|
発表(60%)、授業への参加態度(40%)
|
| 4. |
教科書・参考書 |
|
トニー・ジャット著、浅沼澄訳『ヨーロッパ戦後史 下 1971-2005』みすず書房、2008年
|
| 5. |
準備学修の内容 |
|
発表者だけではなく全受講者は事前に該当部分のテキストを読んだ上で授業に臨むこと
|
| 6. |
その他履修上の注意事項 |
|
受講者は各回必ず一度は質疑などで発言を行うこと
|
| 7. |
各回の授業内容 |
|
| 【第1回】 | | ガイダンス | | 【第2回】 | | XIV しぼみゆく期待 | | 【第3回】 | | XV 政治の新基調 | | 【第4回】 | | XVI 移行の時 | | 【第5回】 | | XVII 新たな現実主義 | | 【第6回】 | | XVIII 権力なき者の力 | | 【第7回】 | | XIX 旧秩序の終焉 | | 【第8回】 | | XX 分裂に向かう大陸 | | 【第9回】 | | XXI 清算 | | 【第10回】 | | XXII 古いヨーロッパ――そして新しいヨーロッパ | | 【第11回】 | | XXIII ヨーロッパの多様性 | | 【第12回】 | | XXIV 生き方としてのヨーロッパ | | 【第13回】 | | エピローグ 死者の家から――近代ヨーロッパの記憶についての小論 | | 【第14回】 | | 本書で扱われた映画鑑賞 | | 【第15回】 | | 授業のまとめ |
|